■天狗の霊験、水木しげるの故郷もパワースポット

 お次は静岡県浜松市中区の『マスミ』。 99年以降、ジャンボだけで大当たりが44本も出ている「東海一のツキ売り場」だが、13年のサマーで1等5億円を出してからは沈黙している。だが、浜松といえば、遠州大天狗が開いたといわれる秋葉山のある地域。火防の神社として知られる秋葉神社から真っすぐ南にあるこの売り場が、全国的に有名なこのパワースポットから、なんの影響も受けていないわけがない。「私もジャンボ発売のたびに、秋葉神社には当せん祈願で参詣しています」(売り場責任者)

 店頭にある高さ2メートルの金の招き猫についつい目が行きがちだが、天狗の霊験も無視できませんぞ。

 さて、古都・京都といえば、羅生門の鬼をはじめとした怖〜い妖怪がひしめく場所。それが理由なのか、京都市下京区の『地下鉄京都CC』は 、過去5年間だけ見ても、14年サマーの1等前後賞合わせ6億円、15年年末の同10億円、そして18年ハロウィンの同5億円と、ジャンボで大当たりを3本出している幸運売り場だ。「うちは京野菜・万願寺の唐辛子をモチーフにした、“1等辛子”を各ジャンボごと用に色を変え5本制作。近くの神社で当せん祈願したうえ、発売期間中、売り場にこれ(長さ1メートル、太さ約20センチ)を吊るしています。サマーの色はブルー。この開運グッズのおかげでしょうか」(売り場責任者)

 鬼の中には、悪霊を払い、幸福をもたらしてくれる者も少なくないとか。その妖力も、幸運に関係しているのかも。

 そんな京都に負けずに、妖怪であふれ返っているのが、鳥取県境港市。言わずと知れた『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる氏の故郷とあって、通りのあちこちに妖怪の像がある「妖怪の町」なのだ。実際に『境港プラント5CC』のデータを見ると、それにふさわしい実績が。「04年以降、3年ごとに億の当たりが出ていました。まずサマーで1等前賞合わせ2億5000万円。07年年末に1等前後賞3億円。10年年末は2等1億円。13年サマーで1等前後賞5億円。不思議ですが、事実です!」(売り場責任者)

 15年に水木氏が逝去してひと休みしたのか、16年は大当たりが出ていないが、次は今夏に大当たりか?

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