■「1億8000万円バラ撒くのはボクの主張に耳を傾けてほしいから」

 三崎氏は憤懣やるかたない表情でこう話す。

「みえみえのウソをつき通したとしか思えない佐川サンが、安倍内閣の覚えめでたく国税庁長官に出世するなんて、ありえなくないですか? あんな人が長官やってるときに国税局の強制調査を受けた自分に言わせてもらえば”嘘つきに、嘘つき呼ばわりされたくない”ってなもんですよ。絶対に納得できません」

 だが、そんな三崎氏の思いとは裏腹に8月9日、大阪第一検察審査会が不起訴不当と議決したのを受けて再捜査していた大阪地検特捜部は佐川氏を再び不起訴処分とする。これで捜査は終結したことになる。

「再度の不起訴処分で現実に佐川氏を断罪するのは難しくなりましたが、自分の訴え、主張を取り下げる気はまったくないですね。なんとか一矢報いたい。言葉が適当か分かりませんが“報復したい”という気持ちは変わってないし、これからも世間に訴え続けていくつもりです」

 と三崎氏は断言する。

「財務省の高官は退職後、優雅な“天下りツアー”が約束されてますからね。ほとぼりが冷めた1~2年後には佐川氏にも立派な天下り先が用意されているはずです」(全国紙経済部記者)

 三崎氏の怒りの矛先は他にも向けられる。

「脱税容疑といいますが、ボクらも専門家ではないので分からないこともある。いきなりレッドカードではなく、その前にイエローカードを出してほしかったという気持ちはありますよ。10月から消費財も10%になる。増税したいという財務省の意図も分からなくはないですが、金持ちにも貧乏人にも一律にかかってくる消費税はやはり一般庶民にはキツイですよ。

 カネを稼いできた自分のような人間が言うのも何ですが、税金はもっと富裕層から取るべきなんです、本来は。法人税ももっと上げていいと思いますよ。ただし税金の使い方は納得できない部分も多い。せっかく納めた税金がバカな使われ方をされているのを見ると絶望的な気持ちになります。現にボクの知ってる富裕層の中にも海外に移住する人が増えている。これって日本にとって大きな損失ですよね」

 ところで、今年3月の保釈後はSNSを通じて盛んに発信してきた青汁王子。

 この夏には焼き鳥店でバイト。その後も新宿歌舞伎町のホストクラブで“三崎愛汁(えちる)”の源氏名でホストとして働くなど、自身の言動を次々に発信。メディアでも大きく取り上げられたのはご存じの通り。

「8月19日から勤務した老舗ホストクラブ『愛本店』では初日に370万円、2日目に430万円の売り上げを記録。3日で1200万円を突破する売れっ子ぶり。その後、移った『BUZZ』でも一晩3000万円の売り上げを達成したそうですが、8月31日のシャンパンタワーを最後にホストを“卒業”しています」(夕刊紙記者)

 王子の面目躍如!? そのへんを三崎氏に聞くとこんな答えが返ってきた。

「実はすべては話題作り。炎上商法を狙ったんですよ。自分に訴えたいことがある以上、世間に忘れられてはいけない。その一心でした。まぁ、でもホストは勉強になったし、楽しかったですよ。予定通り8月いっぱいで辞めましたけどね。

 ツイッターを通じて1億8000万円バラ撒くのも狙いは同じ。ボクの主張に皆さんの耳を傾けてほしいからです。おカネを撒くやり方はZOZOの前澤社長の“1億円のお年玉”を参考にさせてもらいました。なぜ、自腹を切ってそこまでやるのかと思われるかもしれませんが、答えは、それぐらい口惜しい思いをさせられたから、です。おカネの分け方は抽選とかではなく、フォロワーに自分のやりたいことを呟いてもらって、それをボクなりに判断させてもらおうかなと。分配金が100万円単位になるか、1000万円単位になるか、まだ分かりませんけどね」

 8月20日には「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が三崎氏に接触。次期衆院選への立候補を要請される一幕もあったが、

「政界への進出? 今はまったく考えてないですね。正直、ボクはNHKの受信料のことにもあまり関心ないし(笑)。ただ立花さんには人間的な迫力を感じました。なので、今後一緒に何かやる可能性はなきにしもあらず、ですかね。

 自分のターゲットはあくまでも佐川サン。そもそも消費増税は彼が森友問題について説明責任を果たし、国民に謝罪してから行なうのが筋でしょう。ボクにとってはこれからが本当の勝負。今後も二の矢、三の矢を放つつもりですので期待してください」

 青汁王子の“逆襲”の行方やいかに。三崎氏の今後の動向からますます目が離せなくなってきた。

あわせて読む:
・峯岸みなみ、また×4スキャンダル!?「日本一イケる女」の証明
・9頭身モデル兼女優Yも「薬物」内偵捜査で逮捕寸前?
・山口達也「300分激白」前に周囲に語っていた「第2の人生」

  1. 1
  2. 2