槇原敬之
画像は槇原敬之スタッフ(オフィシャル)インスタグラム「@buppulabel」より

 2月13日、歌手の槇原敬之(50)が、覚醒剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法(旧薬事法)違反の疑いで警視庁に逮捕された。

 逮捕容疑は2年前に、港区の1室で覚醒剤0.083グラムや危険ドラッグ・RUSH(ラッシュ)を所持していた疑いだという。

 槇原といえば1999年8月にも、覚醒剤所持が発覚して逮捕。同年9月には沢尻エリカ(33)が所持したことでも知られるMDMAの所持も発覚し、予定されていたコンサートツアーは中止。レギュラーラジオ番組も打ち切られ、CDの回収など、大騒動になった。

 槇原はこのとき逮捕されたことで、一時は7億円もの借金を抱えたという。99年12月に懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。槇原は「寛大な判決が下りました今も、法を犯すことの重大さを痛感いたしております。今後は、絶対にこのようなことを起こさないことを、堅くお約束いたします」とコメントを発表した。

「槇原は、SMAPの大ヒット曲『世界に一つだけの花』の作詞作曲を手がけています。同曲は平成で最も売れたシングル曲で、音楽の教科書にも掲載され、21世紀を代表する国民的ソングになりました。ただ、今回の逮捕で『世界に一つだけの花』を耳にする機会が減ってしまうかもしれませんね。

 かつて“覚醒剤やめますか。それとも人間やめますか”というCMが話題を呼びました。取り調べはこれからですが、槇原も覚醒剤をやめること、断ち切ることはできなかったということなのでしょうね。それだけの高い依存性と恐ろしさを、あらためて感じますよね」(スポーツ紙記者)

 覚醒剤で複数回逮捕された芸能人は少なくない。

 田代まさし(63)は、東京杉並区で覚醒剤を所持していた容疑で、昨年11月に宮城県警に逮捕されている。

「田代は2001年、2004年に覚醒剤取締法違反容疑で、2010年にはコカインを所持していたことが発覚して現行犯逮捕。さらに、一緒にいた女性の自宅で覚醒剤など、他の違法薬物が発見され、覚醒剤取締法違反の容疑でも再逮捕されています。そして昨年11月の逮捕ですから、田代は覚醒剤で4回も逮捕されたことになります。昨年の田代の逮捕が報じられた際にはバッシングよりも、薬物依存治療の必要性が盛んに議論されましたよね」(前出のスポーツ紙記者)

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