2位:98時間も閉じ込めて…

 新元号「令和」に切り替わった直後、2019年5月29日にオンエアされた『新元号を当てるまで脱出できない生活』は、テレビ史に残る企画となった。

「新元号が発表される前にマンション“平成荘”にお笑いコンビ『ななまがり』を缶詰め状態にして、ほぼノーヒントで“令和”を導き出さなければ帰れないという壮絶な企画でした。しかも、序盤でななまがりは“Rは頭文字にならない”、“和は入らない”、“安が入る”と、どんどん正解から遠ざかる推測をしてしまいます。

 しかし、途中で少しずつ“新元号の印象についての街頭インタビュー”や“総画数・頭文字・漢字のどれかが一致していると光る電球”というヒントアイテムが支給され、コンビは少しずつ正解に近づき、総回答数921回、挑戦時間98時間40分で見事に“令和”にたどり着きました。スタジオも最後には一丸となって応援し、報酬としてななまがりはスタジオ出演を果たしましたが、よく考えれば98時間も芸人を拘束しているわけですから、相当ギリギリですよね」

 ちなみに同企画を放送した回は、放送批評懇談会が優れた番組に送る『ギャラクシー賞』にて月間賞を獲得している。

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