アグネス・チャン、石川さゆり「アイドルとプロダクション関係者との結婚」は20世紀の遺物⁉「アイドルと結婚できる職業」第24回・芸能プロ関係者の画像
※画像は『(決定盤)石川さゆり アーリーソングコレクション(1973~1989)』より

シリーズ「アイドルと結婚できる職業」

第24回 芸能プロ関係者

■アイドルのウラの顔も知る独自のポジション

 当連載では過去にテレビ局員、映画監督、写真家など、アイドルを取り巻くスタッフ、関係者について何度か取り上げてきたが、今回は、アイドルを世に送り出す側の芸能プロ関係者に焦点を当てたい。

 芸能プロ関係者は、アイドルのオモテもウラも把握する立場にある。そこには、キツいダークサイドも、知りたくないネガティブ情報もあるのだろう。そうした意味で、「“結婚したい”と真剣に考えるほどにアイドル好きでたまらない人が目指すべきものなのか?」という疑問は大きく残る。残るが、その点は横に置いて進めたい。

 最近では、西野カナの例がある。19年2月の横浜アリーナ公演をもって活動休止期間に入った彼女は、翌3月に“一般男性”との結婚を発表したが、この相手は元マネージャーだと複数のメディアが報じている。

 ほかにも、日本の芸能史を俯瞰すると、芸能プロ関係者の男性が女性アイドル、女優、モデル、タレントらと結婚したケースはいくつもある。ただし、そこには1つの極端な偏りがある。それこそ、“アイドルとの結婚”を目的に芸能プロ関係者を目指そうとする人は、留意すべき重要ポイントだ。

 過去の例を古いところから列記しつつ、その“偏り”を浮き彫りにしてみたい。

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