前回に続いて、グラビアアイドルでプロ雀士でもある篠原冴美ちゃんとの対談です。冴美ちゃんこと“さみぃ”とは『恵比寿マスカッツ』の頃から大の仲良し。プライベートでも、よく遊んでいました。ちなみに、さみぃは、いわゆる天然のおバカキャラなんです。前回もブッ飛んだエピソードをお届けしましたが、それだけに、頭を使う麻雀なんてできるの? というのが私の正直な疑問。プロになったというけど、大丈夫なのかなぁ。
ゆま「私とよく遊んでいた3年前は、麻雀の“ま”の字も出てこなかったじゃん。それがどうして突然、麻雀に目覚めたの?」
篠原「え? 麻雀はやっていましたよ。
ゆまさんのファンクラブイベントに参加させてもらったときも、一緒に麻雀をしたじゃないですか」
ゆま「え? 全然、覚えてない……」
篠原「ほら。池袋で、会議室みたいな場所で……」
ゆま「あ~、あったね! ごめん。私は全然、麻雀が分からなかったから……」
篠原「アハハ。まあ、私も本格的に麻雀を覚えたのは、4~5年前なんです。もともと実家に全自動麻雀卓があって、私以外の家族全員が麻雀好きだったんです。それで私も“ちょっとやってみようかな”と言ったら、母親は大喜び。以前からメンツが一人足りなかったらしくて(笑)」
ゆま「じゃあ、お母さんに教えてもらったんだ?」
篠原「はい。師匠は母親なんです」
ゆま「あれ? プロになったのは、いつだっけ?」
篠原「2017年の1月なので、3年前ですね」
ゆま「ちょっと待って。つまり、麻雀を覚えて1年ぐらいでプロになったの!?」
篠原「そうですね」
ゆま「……友達だから言うけど、さみぃって結構、おバカキャラじゃん。で、麻雀は頭を使うゲームでしょ?」
篠原「アハハ。私は多分、一つのことに熱中すると、めっちゃ集中できるんですよね」
ゆま「なるほど! 確かに、さみぃは好きなことに対して、めちゃくちゃアグレッシブなところがあるもんね。グラビアアイドルをやりながらも、モコモコのパジャマが好きという理由で、『ジェラートピケ』のバイトをやっていたもん」
篠原「はい(笑)。モコモコのパジャマがかわいくて。ちなみに、『ジェラートピケ』のバイトのあと、雀荘でバイトもしていたんですよ。プロになる前は」
ゆま「ええっ!?『ジェラートピケ』と、雀荘のバイトを掛け持ちしている女の子なんて、この世にいるの?」
篠原「いたんです(笑)。でも、初めの頃は本当に分かっていなくて。オーラスで最下位なのに、“発”のみで上がってしまったりして」
ゆま「うーんと、それはダメなことなの?」
篠原「はい。負けているのに、自分から試合を終わらせた感じです。それぐらいヒドかったんです」
ゆま「でも、そこから猛勉強してプロになったんだから、ほんと、コレがやりたいと思ったときの突進力はスゴイよね」
篠原「ありがとうございます!」
ゆま「ねえ、私にも麻雀を教えてよ。うちの母親も麻雀が好きでさ。一緒にやってあげたら、喜ぶかなぁって」
篠原「いいですね! すごく喜んでもらえますよ。じゃあ、まずは役を覚えましょうか。私としては初心者の人は、タンヤオから覚えるといいと思うんです」
ゆま「タンヤオ?」(ここから30分ほど篠原さんの麻雀講義を受ける、ゆまチン)
篠原「七対子というのは同じ牌を2個ずつ並べればいいんです。ニコニコって言う人もいますね」
ゆま「ニコニコ、かわいい! さみぃのおかげで、少し麻雀が分かってきたよ。教え方、上手だよね」
篠原「いえいえ。でも、最初は頭のいい人に教わるよりも、私みたいなバカに聞いたほうが麻雀は覚えやすいと思います。ほんと、奥が深いゲームなので、難しく考えると、よく分からなくなるんですよね」
ゆま「つまり、さみぃは初心者の私には、うってつけの師匠だってことだね」
篠原「はい(笑)」