■日本のドラマは赤信号…

 前出の民放キー局関係者は続ける。

「韓国ドラマの躍進が続いて、日本でもリメイクが活発になっているのは、良いことばかりではないででしょうね。

 日本国内のドラマは、俳優のアイドル性に頼っている作品も少なくないため、ストーリーがスカスカ、話題性先行で、演技力の低いタレントや芸人も平気で出してしまうケースも多々あります。知り合いの芸能プロダクションの幹部は、ある大物俳優が主演する法律系ドラマを見て、“おままごとだな”と失望して言い放っていましたよ。

 確かに韓国ドラマに比べて、現在の日本のドラマは低レベルと言われても仕方ないでしょう。それはお金を払わないと見られないNetflixで放送中の『愛の不時着』と『梨泰院クラス』が日本でブームになっていることが証明しています。日本のドラマも、一部のファンだけを喜ばせるというような作りはもうやめて、世界がファンになるようなものを作っていかないとまずい。もちろん、現在でもそうした狙いを持ったドラマもありますが、今のままだと国内ドラマは衰退する一途で、危険だと思います。将来、韓国ドラマのローカライズ作品に頼り切りで、オリジナルのストーリーが作れないなんてことにならなければ良いのですが……」

 かつてのようなドラマ黄金時代の復活が待ち望まれるが、はたして……?

あわせて読む:
・大ヒット『愛の不時着』のヒョンビン「実物破壊力」と「女性の指が…」
・『愛の不時着』ヒョンビンは「飲み友達」「聞き上手」“役のまま”素顔!
・『梨泰院クラス』ファン必見「日本の名作3本」とキム・ダミの凄み!

  1. 1
  2. 2
  3. 3