眞島秀和（４３）主演のドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』（日本テレビ系）の第１話が、８月１３日に放送された。深夜枠にもかかわらず、ツイッターでは放送終了後、「＃おじカワ」が国内トレンド１位に！ 私も鑑賞後、眠い目をこすりながらツイートをむさぼり読んだくちである。それほど面白かった。
ドラマが始まる前から「このドラマは絶対面白くなる」という確信はあった。まず、ストーリーが絶妙。原作はツトムの同名コミック。容姿端麗でジェントルマン、仕事もできる“イケオジ”が実はキャラのパグ太郎大好き、という設定だけでワクワクしてくる。
そしてその“イケオジ”に眞島をキャスティングする素晴らしさ。昔から彼の大ファンだった友人は「サイコパスとストーカーと遺影の役ばかりだった、あのまっしーが……！」と泣かんばかりに大喜びしていた。
逆に言えば、サイコパスが似合う、何を考えているか分かりにくいミステリアスな彼だからこそ、「目から入る情報はスタイリッシュ＆サスペンス、耳から入ってくる情報はファンシー」というギャップが、ここまで高い水準で映像化できたといえる。
そして、今後同志となる河合ケンタ役を今井翼（３８）が演じるのもいい！ 活動休止後、しっかりと体調を整えて復帰し、そして確実にキャリアを伸ばす真面目な今井の個性が、ドラマの優しさ、柔らかさを増している。このケンタ役のキャスティングは本当に難しかったはず。ユーモアやおしゃべりに長けたキャラの俳優がやれば、おふざけ感が強くなってしまっただろう。
