■綾小路翔の長い別れの言葉

 綾小路は、

「言葉にならない」「津野さん、直接話したのは一度だけ。偶然同じ店にいて、折角だからと一緒に飲んだ。フランクで聡明な方だった。何があったか知らねーけど残念で堪らない。生きるとか死ぬとか、難しい事はわかんねーけど、音楽が大好きな仲間がいなくなるのは寂しい。友達各位、生き辛いって感じる事あったら連絡くれ。」

「なんて、死ぬぐらい悩んでる人は周囲に相談なんてしないし、出来ないのかもしんねーけど。俺の昔の友達も、みんな何も言わねーで死んだし。でも今の友達はちゃんと話してくれよ。何も言わねーで死んだら殺す。マジで撲殺。俺といると楽になるよ。意味はすぐわかるから。二杯ぐらい飲めばすぐ。試して」

「津野さん、安らかにね。ステージで共演した事はなかったから、いつか俺がそっち行ったら演りましょう。FNSでプレイを見て、カッコいいなぁって思ってたんだ。でもそっちにはスゲーミュージシャンいっぱいいるから、大行列かもなあ。」

 と、つづっていた。

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