アイドルで坂道オタ! 前田美里の「坂道が好きだ!」 第48回
近年、さらに加熱する坂道シリーズ。その人気は多種多様のファンを生み、ついには同じアイドルながらにアイドルを推すという熱烈な「坂」ファンが現れた。それが坂道オタ界隈でもガチ勢と認められるグラビアアイドル前田美里だ。彼女とともに坂道の魅力に触れていきたい。
■『紅白歌合戦』の壮絶な舞台裏
――2017年の紅白歌合戦は、当時生放送中に鈴本美愉さんが倒れたのも衝撃的でしたけど、そのあとの平手友梨奈さんが「一旦距離を置くこと」をメンバーに伝えるシーンもすごかったですね。
ずっと椅子しか映っていない映像を5分間流すって、あれはホントにすごかったですね。あれはきっと、そのとき起こってたことを記録に残したかったんでしょうね。そのときにてちが「みんなは欅坂をやっていて楽しいですか?」って言ったのがすごい印象に残ってて……「ウッ!」ってなりました。
――メンバー同士が敬語で話しているところが生々しかったですね。
そこであかねん(守屋茜)が泣きながら「離れないっていう選択はないんですか?」って言ってて。それはあかねんらしいなって思いました(笑)。
――3人(平手、鈴本、志田愛佳)が過呼吸になったほんの少し後の出来事ですからね。
そうですね。そのあとにあのシーンがあったわけですけど、だからもうその前には(一旦グループから離れることを)決めてたんじゃないかなって感じがしましたよね。本番でああなったから決めたっていうよりは、もともと決めてたんじゃないかなと思いました。
――そのときはまだデビュー2年目でしたけど、もうその時点で平手さんのなかでは休業を考えるほど行き詰まってしまっていたわけですからね。
もっとみんなにスポットライトが当たってほしいのに、自分ばっかり当たっちゃってたからっていうのが理由だったみたいですけど……でもメンバーの話を聞いてるとそこがターニングポイントになっていて、そこからメンバーの意識が徐々に変わっていったのは観てて感じましたね。