■キムタクと肩を並べるSMAPのドラマ担当だった草なぎ

 草なぎはSMAPでも“俳優班”として木村拓哉(48)と2トップで、フジテレビドラマの顔と呼べる存在だった。

「SMAPの代表曲『世界に一つだけの花』も、03年の草なぎ主演ドラマ『僕の生きる道』の主題歌でした。視聴率は15.5%を記録。その後も、ヤクザが素性を隠して老人ホームで働く09年の『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)では平均視聴率15.0%を記録し映画化されたり、17年に復讐劇ドラマ『嘘の戦争』でも11.3%を記録しています」(専門誌記者)

 その“視聴率男”である草なぎを、“もう一人の主人公”に据えたことで、20%という高視聴率を獲得した『青天を衝け』。NHKの目論見は見事に成功したと言っていいだろう。

「NHKは、さらなるSMAP戦略を目論んでいる可能性があります。来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に、香取慎吾(44)の出演が根強く囁かれていますからね」(前同)

『鎌倉殿の13人』は、2022年に小栗旬(38)主演で放送が予定されているが、脚本がSMAPと縁が深い三谷幸喜(59)。そのため、

「香取が『鎌倉殿の13人』に出演することがほぼ決まった」

 と、昨年8月18日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で報じられている。実現すれば、SMAP俳優が2年連続で大河ドラマに出ることになる。

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