■ラストシーンで見せた“裏の顔”

 後半は、東大専科に入ろうとした不良生徒の岩井(西垣匠)と小橋(西山潤)に水野と桜木がハメられ、窮地に追い込まれるものの、桜木が返り討ち、という展開が繰り広げられた。

「岩井と小橋が桜木に追い込まれ、1話は終わり……となるはずだったのですが、最後の最後で岩井と小橋は、実は高橋演じる瀬戸の指示で桜木と水野をハメていたことが発覚します。

 不良のたまり場となっているバーで2人と話す瀬戸の口調は、それまでのシーンとは打って変わって冷酷そのもの。表情も氷のようにクールで、優しさの欠片もない別人のような姿でした。まるで本物の半グレを見ているようで、不気味さすら感じましたね。

 高橋は、姉思いで優しい一面と不良な一面の落差を非常にうまく表現していました。アンニュイで独特の色気があるルックスと相まって、瀬戸の怪し気な雰囲気がより増幅されていましたね。瀬戸はかなりクセのある生徒のようですが、今後この難しい瀬戸輝という人間を、高橋がどう表現していくのか非常に楽しみです」(前出のテレビ誌ライター)

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