なぜ彼女たちは「センター」に立ったのか⁉
アイドルセンター論
ラストアイドル 西村歩乃果(前編)
10thシングル『君は何キャラット?』をリリースしてから約1か月が経ったラストアイドル。4月30日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では霜降り明星のせいやがダンサーとして登場し、「#ラストアイドルにせいや」がTwitterでトレンド入りを果たすなど大きな話題となった。
その楽曲で初めてセンターの座を獲得したのが最年長メンバーの西村歩乃果だ。インフルエンサーとして多くのファンを抱えている西村がセンターに抜擢されたことの意味を考えてみたい。
ラストアイドルとして活動する以前はヘアメイクとして働いていたという異色の経歴を持っている西村。2017年10月22日に放送された『ラストアイドル』(テレビ朝日系)にて初登場し、当時立ち位置2番だった吉崎綾に挑戦するも敗れ、敗者を集めて結成されたセカンドユニットのひとつ「Love Cocchi」としてアイドルデビュー。
ユニットではリーダーを務めるなど、最年長らしく引っ張ってきた。かといって、お姉さんキャラというわけではなく、時には子供のように無邪気にはしゃいだりとグループ随一の明るいキャラクターとしても知られている。