東京五輪会場「トイレ臭」に「TOKIOを呼べ!」の声と山口達也「10年前の言葉」の画像
TOKIO

 7月23日に開会式が行われる2020年東京オリンピック。東京都での新型コロナ患者の発生数は高まるいっぽうで、21日には1832人という数値に達している。また、国内の劇場公演や飲食店などに自粛を要請しながら、開催されることに対して不満の声が噴出している状況だが、海外からコロナとは別の問題が指摘されているという。

「7月26日に開催されるトライアスロン競技の会場・お台場海浜公園、つまり東京湾の“トイレ臭”問題です。これは『ブルームバーグ』やオーストラリアの『news.com.au』や韓国メディア『ウィキツリー』など、海外の大手メディアでも、水質汚染問題が報じられています」(全国紙記者)

 この「トイレ臭」は、コロナ禍以前から指摘されていた。2019年にトライアスロンと、パラトライアスロン、オープンウォータースイミングのプレ大会が開催された際に、選手から「臭い」とクレームが続出。調査したところ、パラトライアスロンのスイムは基準以上の大腸菌が検出され中止になっていたのである。

「昨年、東京都は伊豆諸島の神津島から10トントラック4000台ぶんの砂を撒いて水質改善を図っています。21年3月に都オリンピック・パラリンピック準備局公式サイトに掲載されていた『フォローアップ計画書』によると、さらに大腸菌類の流入抑制が期待できる3重スクリーンを会場の水中に設置するようですが、大雨が降ると未処理水を放水せざるを得ないようで、根本的な解決にはなっていないそうです」(前同)

 しかも、「3重スクリーン」についてオリンピックをレポートするアメリカの『アラウンド・ザ・リング』は7月12日に、

「3重スクリーンを使用した場合、スクリーンエリア内での(大腸菌の)検査結果はすべて範囲内だったが、スクリーンエリア外では、検査期間中に発生した台風などの様々な要因により、設定した目標値を超える結果が12日間続いた」

 と報じている。

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