元TOKIO長瀬智也「最後の主演作ドラマ」TBS『俺の家の話』授賞式不在で際立つ「スターな男」の持ってる感の画像
長瀬智也

 10月27日に行われた『東京ドラマアウォード2021』にて、宮藤官九郎(51)が脚本、主演をTOKIO長瀬智也(42)が務めたドラマ『俺の家の話』(TBS系)が「作品賞 連続ドラマ部門」グランプリを獲得した。さらに本作に出演していた西田敏行(73)が助演男優賞、江口のりこ(41)が助演女優賞を獲得。三冠を達成した。

 ちなみに、主演男優賞は『エール』(NHK)の窪田正孝(33)、主演女優賞は『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)の綾瀬はるか(36)がそれぞれ受賞した。

「宮藤は“寿一は長瀬くんにしかできなかった。そこから話を膨らませて行った”“長瀬くんも西田さんも、キャストの皆さん、それぞれがよかった”と感慨深く語っていました。長瀬が3月末に芸能界を引退していることもあって、ネットでは《長瀬智也に、主演男優賞あげたかった。彼がいたからこその作品。素晴らしかった》という声もありますね」(女性誌記者)

『俺の家の話』は、ピークを過ぎたプロレスラー・寿一(長瀬)が25年ぶりに実家に戻り、能楽の人間国宝である父(西田敏行)との介護と遺産相続の問題に立ち向かうホームドラマ。最終回の衝撃的な展開と、現実の長瀬智也とのシンクロぶりが、当時大いに話題になった。

「それとなく伏線は張られていましたが、最終回直前に起きた事故で、実は寿一(長瀬)が死亡して幽霊になっていたことが判明。しかも、ラストシーンでは結局また幽霊として戻ってきてしまい長州力に絡んだり、ステージにマイクを置いて引退し伝説となった山口百恵を彷彿とさせる、“プロレスのマスクを脱ぎ捨てて、それがアップで映るという終わり方でした。

 当時は“役者・長瀬の引退”と、“いつでも戻ってきていいんだよ”というメッセージ性も感じる最終回と話題になりましたが、この展開は長瀬の退所を受けてのものではなかったんです」(前同)

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