■吉高と同等かそれ以上に作品人気に貢献している男

「昔は“演技が下手”という声があったり、等身大のキャラを演じることが多かった吉高ですが、そんな声も完全に過去のものとなりましたね。13年の『ガリレオ』(フジテレビ系)といい、14年のNHK連続テレビ小説花子とアン』といい、出演作にハズレなしの選球眼の良さがまた発動した形になりました。

 ただ、今回の『最愛』の場合は、助演の松下の存在も、かなり大きいと思います。

 ちなみに松下は同スタッフの『MIU404』の第2話で“と殺人容疑の逃亡犯”として出演し、単発ゲストながら高い評価を得ていたので、それがキャスティングに影響したことは、ほぼ間違いないでしょうね」(女性誌記者)

 松下は09年に役者デビューして以降、下積みが長かったが、19年に戸田恵梨香(33)主演の朝ドラ『スカーレット』で戸田の夫・八郎を演じ、その繊細な演技から、“どっぷりハマる”という意味で“#八郎沼”というワードが誕生したりと、本格的にドラマ方面でもブレイクを果たしたのは記憶に新しい。21年1月には中条あやみ(24)と一緒に日本テレビの名物番組『ぐるぐるナインティナイン』(ぐるナイ)の人気企画『グルメチキンレース ゴチになります!』の新メンバーに就任したりと、乗りに乗っている。

「とにかく女性からの人気がすさまじい。これは、実はファンにかぎらず、女優たちも松下にメロメロなんです。

 朝ドラで共演した戸田恵梨香も、本来は主演以外立ち入り禁止、という暗黙の了解がある休憩スペースに松下が入っていって肩もみをしていた、と『女性自身』(光文社)が報じています。実の夫婦級の仲の良さぶりだった、ということでしょう。さらに数年前には、10歳以上も年上の超大物女優との関係が噂されたこともありました。

 演技力はもちろん、松下は“ペインティング・シンガーソングライター”でもあり、そうした芸術家としての感性も、女性を惹きつける魅力につながっているのではないでしょうか」(前同)

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