■三浦さんにとってサーフィンとの出会いの映画だった

「映画というのは、06年に公開した『キャッチ ア ウェーブ』のことでしょう。濱田岳(33)、木村了(33)、そして三浦さんの高校1年生3人組の夏休みを描いた作品です。三浦さんは生前サーフィンが趣味でしたが、そのきっかけとなったのがこの映画なんです」(映画ライター)

 06年の『シネマカフェ』インタビューにて、三浦さんは初体験のサーフィンについてこう話していた。

「出演の話をもらうまでは『かっこいいスポーツだな』という程度の意識しか持っていなかったんです。でも原作に書いてあった──他のスポーツにはないスピード感、風の感じ方が違うというその感覚を感じてみたいなと。実際、サーフィンは足に伝わる感覚が硬くないというか……スノーボードやスケボーとは全然違いました」

 ちなみに、当時の時点で三浦さんは数カット以外はスタントなしで撮影できるまで上達していたそうだ。

「生前は、しばしば三浦翔平(33)と一緒にサーフィンを楽しんでいる様子を互いにインスタグラムに投稿していました。ちなみに翔平さんは18年に桐谷美玲(31)と結婚しましたが、挙式はハワイで行っています。

 春馬さんの死後、20年12月に公開された最後の主演映画『天外者』が『ハワイ国際映画祭』のショーケースシリーズ『Jフェス』にてオンライン上映されたほか、『太陽の子』が『ハワイ国際映画祭オフィシャルセレクション』に選出されたのを見ていると、春馬さんが生前の頃に上映されていたらな、と思わずにはいられません」(前同)

 新年のNHK『せかほし』で、また三浦さんを思い出すことになりそうだ。

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