俳優の坂上忍(54)がMCを務める『バイキングMORE』(フジテレビ系)が来春の改編をもって終了することが12月12日に発表された。
フジテレビによると、坂上は自身のライフワークである動物の保護活動に注力したいという意向があり、番組の卒業を申し出たという。
さらに12月14日には、タレントで映画監督のビートたけし(74)がレギュラー出演する報道番組『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)を2022年3月末で降板することも明らかになった。
同番組は2008年10月にスタート。タッグを組むたけしとTBSの安住紳一郎アナウンサー(48)のやりとりが好評で、13年わたって続く長寿番組となっていた。
たけしは『週刊ポスト』(小学館)の連載「ビートたけしの21世紀毒談」の取材の中で、降板理由について言及。
ヤクルトスワローズが日本シリーズ第6戦に勝利し、日本一になった11月27日、試合が延長となり番組は日付が変わった深夜0時20分からスタートした。
たけし本人は今でも元気なつもりでいるものの、深夜の生放送は結構な負担となり、そろそろ負担のかかる仕事をセーブする時期ではないかと本気で考えるようになったという。また、今後は映画や小説など、やりたいことに時間と精力を注いでいきたいと語った。
「坂上さんは動物の保護活動のため、たけしさんは映画や小説に注力するためと、それぞれが降板理由を語っています。もちろんそういった理由もあるんでしょう。ただ、ちょっと“後づけ感”も否めないですよね。
坂上さんにはパワハラ疑惑も報じられました。また、たけしさんは高過ぎるギャラがずっと問題視されていましたし、さらにギャラを引き上げようと交渉していたと報じられたこともありましたからね」(制作会社ディレクター)
坂上の『バイキングMORE』の1本あたりのギャラは80万円、単純計算で約2億円とも報じられている。
「たけしさんは1本400万円とも噂されていますよね。だとすれば、『新・情報7daysニュースキャスター』も、たけしさんに年間約2億円を払っていることになります。
各局は今、かねてより叫ばれているテレビ不況に加えて、コロナ禍でイベント事業、不動産事業も不調となり、まったく余裕がありません。常に制作費削減が命題として掲げられ、毎年のように予算が1割ずつ削られていくような状況です。
たしかに、大御所の坂上さんやたけしさんにはもう高額ギャラは払えない、番組は続けられないとなるのは当然の流れとも言えます。何より、2人とも“コア視聴率を持っていない”というのも大きいでしょうね」(前同)