「2021年大みそかの『NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率が34.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と歴代最低を更新したことが話題を呼んでいますが、『紅白』以外の年末年始特番も“勝ち組”と“負け組”がはっきり分かれる結果となってしまっています」(制作会社関係者)
2021年末から2022年正月三が日の特番を、あらためて振り返ってみたい。
12月28日のウッチャンナンチャンの内村光良(57)と南原清隆(56)の2021年初共演が話題を呼んだ『ウンナンのニッポン全国大表彰!国民的オブ・ザ・イヤー2021』(日本テレビ系)は、世帯視聴率6.7%だった。
「超有名人から一般人の方まで、日本全国で頑張った人たちを表彰していくという番組でしたが、割りと落ち着いた内容でお祭り感は少なかった。そのため、数字もハネなかったのかもしれません」(前同)
各局、年末の特番体制となり、朝のニュース番組の放送もなくなる12月28日と29日、羽鳥慎一(50)がMCを務める朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)はそれぞれ世帯10.0%、11.5%と相変わらず好調をキープした。
29日には嵐の松本潤(38)が主演を務めた『99.9-刑事専門弁護士-完全新作SP新たな出会い篇~』(TBS系)が放送され、世帯13.9%を記録した。
「12月30日の劇場版公開の前日、しかも完全新作のドラマということで、多くのファンが注目していたのでしょう。テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率も高かったようです」(前同)
12月30日放送の『ぐるぐるナインティナイン 今年中にスッキリさせよう クビは誰だ?結果発表は生放送 大精算SP』(日本テレビ系)では、人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!22」において、中条あやみ(24)と松下洸平(34)のクビが決定したこともあり、第1部で世帯8.1%、第2部で世帯11.5%と高い注目を集め、コア視聴率も非常に高かったという。
毎年、『紅白』と同じように注目を集める大みそか恒例特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』に代わって放送された『笑って年越したい!笑う大晦日』(ともに日本テレビ系)は、ナインティナイン、千鳥、バナナマン、フットボールアワー・後藤輝基(47)、麒麟・川島明(42)、かまいたち・山内健司(40)、渡辺直美(34)がMCを務め、6時間の生放送で笑いを届けた。
しかし、18時30分~21時の第1部は世帯7.2%、21時~0時30分の第2部は世帯5.6%と、『笑ってはいけない』から約10ポイントダウンと大幅に数字を落とし、11年連続で守りつづけた民放トップの座から陥落した。