2022年春の番組改編に向け、大物芸能人の“リストラ”が相次いでいる。
「近年の動画配信サービスの台頭やコロナ禍の広告出稿減を受け、テレビ局は苦しい状況にあります。明石家さんまが先日、ラジオで“今の芸能界、テレビ界は大変やから”と言及したほどです」(テレビ誌記者)
メディアであるテレビ王様の苦境――影響を受けたのが、大物芸能人だ。
■億単位の高額なギャラが
すでに“リストラ”が判明しているのが、ビートたけし(74)と坂上忍(54)。たけしは22年3月末で『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)を降板。坂上忍が司会を務める『バイキングMORE』(フジテレビ系)も、同年3月末での番組終了が明らかになった。
「表向き、2人とも自らの決断であると強調しました。それもあるにせよ、高額なギャラが払えなくなった局側の事情も無視できません。全盛期のたけしの『7days』のギャラは、推定1本300万円。近年は200万円ほどだそうですが、それでも年間1億円規模です。坂上も、昼の帯番組だけに年間億単位の金がかかります。日本テレビの『バンキシャ』が福澤朗&夏目三久から桝太一&後呂有紗アナに切り替えたように、MCは局アナが務めれば実質、タダになります」(前同)
芸能評論家の三杉武氏も、各局の事情をこう説明する。