コロナ禍のパチンコ&スロット!2022年は「ライトミドル機」を狙うべし【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 ホールのコロナ自粛等を懸念して、2020年の12月を最後に、更新が途絶えていた当コラムですが……「このままじゃ、もう1年ぐらい行くぞ」と言うことで、見切り発車の連載再開です。またお休みになるかも知れませんが、悪しからずご了承ください。

 では本題。昨年を超ざっくり振り返ると、2021年上半期のパチンコは、朝イチ客を取り込むべく、「遊タイム機」が孤軍奮闘しました。パチスロでは、ショボくて不人気な6号機のAT機が唯一オイシイ「朝イチ天国モード」を取りに、若いプレイヤーを呼び込んでましたね。同年後半は、『Pスーパー海物語IN沖縄5』『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』『P神・天才バカボン~神SPEC~』など、遊タイム非搭載機がバシバシと中ヒットを飛ばします。

 全体的には、ホールは「この逆風の中、よく頑張ったほう」だと言えますが、ハッキリ言って、大半のファンには「正直、こんなじゃホールに行く“必要がない”」程度でしたね。私は足しげく通いましたけど……。

■現代のメリット(1)「クソ台&お前誰やねんライターに関わらず済む!」

 そんな、けっこうキビシイ、パチ&スロでも、快適な面があります。それは、ネットの躍進のおかげで、ユーザーの本心が「見える化」できるようになり、クソ台をしっかり選別できる時代になったことです。

 これまではホールが「複数導入する=人気台」みたいに印象操作されて、お客はたとえ全員がクソ台と感じていても、諦めるしかありませんでした。

 しかし、今では堂々と『乃木坂』のような大型コンテンツや、キラーコンテンツの『北斗』、果ては「絶対に悪く言ってはならないことで知られる大手ゲーム会社のコンテンツ」までもが、しっかり「クソ台!」とばかりに通路と化しています。

 同様に、「お前誰やねんゲスト」のゴリ押し来店も、コロナ対策のおかげで無くなりました。これって地味に嬉しいことですよ。今まで「俺たちの負けた金で、わけの分からねえ台入れやがって」「知らねえやつにゲスト料まで払って呼びやがって」と、お客は経済的打撃に加えて精神的苦痛という二重の苦しみを味わってきたのが、薄らいだわけですから、今のホールって、程よく居心地がいいです。

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