TBSの人気番組『アイ・アム・冒険少年』の看板企画「脱出島~無人島から脱出せよ!~」に“ヤラセ行為”があったと1月9日付の『文春オンライン』が報じた。
「脱出島」は深夜時代からゴールデン昇格後も、番組のメインとなっている企画で、「無人島にとり残されたらあなたはどうしますか?」をテーマに、挑戦者が限られたアイテムを駆使して無人島からの脱出を目指すという内容だ。
1月3日17時から放送された特番では、企画の常連で絶対的王者のあばれる君(36)、Sexy Zoneの菊池風磨(26)、ハリセンボンの箕輪はるか(42)と近藤春菜(38)の3組が無人島からの脱出に挑戦した。
『文春オンライン』では「5日間ほぼ寝られない。過労死の危険性が……」と疲弊したスタッフからの告発をもとに、ロケが行なわれた奄美大島での取材を敢行。
「脱出島」のロケ地となったA島へは、奄美空港から車で2時間、さらに港町から船で40分かかるという。
そんなA島へ向かう船には、薪、木炭、パイプ、一斗缶、釣竿などが積み込まれ、島に“漂着物”として持ち込まれたとされる。また、あばれる君がナイフの代わりに釘を加工して作った「釘ナイフ」などのアイテム作りも番組スタッフが担っていたほか、あばれる君が乗るイカダをスタッフとともに作る様子や、スタッフだけが作業する様子も記録されたという。
さらに、あばれる君自らイカダを漕いで無人島を脱出したはずのシーンについても、途中スタッフが乗る船でイカダをけん引している様子が確認されたため、同サイトでは「ヤラセ行為があった」と報じたのだ。
スタッフが一緒にイカダを作っていたことについて、TBSは「安全面や環境面を考慮して、専門家の指導のもと、出演者とスタッフが一緒に作っております」と説明。イカダを船でけん引した理由については「海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダをけん引することがありました」とした。