パチスロ業界に暗黒時代をもたらした“2400枚規制”。しかし、6月に規制緩和された6・5号機が今秋になって相次いで導入されたこともあり、業界が活気を取り戻しつつある。
「これまで、“メダルの増えはじめから2400枚出た時点で強制終了”だったのが、“増え始めまでに投資した枚数+2400枚の時点で有利区間終了”と、解釈が変更されたんです。事実上の規制緩和で、6号機時代には不可能とされていた等価交換で20万円勝ち、すなわち“万枚”が見える状況になりました」(専門誌ライター)
この変化について、パチンコ・パチスロ業界に長く精通する漫画家の猿山長七郎氏もこう言って歓迎する。
「4号機時代、一つの目標だった万枚ですが、それをまた頻繁に聞くようになりましたね。今後、さまざまな機種での“万枚報告”が期待できそうです。度が過ぎるのは良くないけど、期待感がないと打てませんから。もちろん、出玉だけじゃなくゲーム性も重要で、その幅が広がりそうなことも楽しみの一つです」
連載雑誌では、常勝漫画家の名をほしいままにしてきた猿山氏だが、具体的には、どんな機種を打つのか。
「ゲーム性が好きで、相性も良かった5・5号機のカグラが復活したので『閃乱カグラBURST UP』を打ちましたね。まずAT中の純増が8・1(パイ)枚なので、出玉スピードは気持ちいいんです。また、AT中の盛り上がりも前作以上で終始ポヨポヨしてて楽しいし、レア小役が適度に引けて仕事をするから、ATループの期待感もある。好きだった前作の“先乳観”があるかもしれないけどね」(前同)
ホールや日時といった立ち回りは、どう打つべきか。
「逆のことも言えますが、パチンコの客つきが良いホールが狙い目。その分、パチスロの出玉に回す予算があると考えられます。打つべき日時は店舗ごとに変わりますが、絶対ダメなのは、安倍晋三元首相の国葬が予定される9月27日。パチンコ・パチスロ業界は、サミットなど、国際的イベントのときは自粛する傾向にあります」(ホールコンサルタント関係者)
一獲千金が狙える6・5号機は、“秋パチスロ”の救世主になるか!?