会津藩祖の保科正之は江戸時代を代表する名君として知られる。 徳川家光の遺言で、その後継者の四代将軍家綱の後見人となり、江戸市中を焼きつくした明暦の大火の際には慌てふためく幕閣(幕府の老中ら)を尻目に難局を乗り越えた。 その一方、藩政面では農民救済に力を注いだとされる。 しかし、彼の事績の多くは藩が…
会津藩祖の保科正之は江戸時代を代表する名君として知られる。 徳川家光の遺言で、その後継者の四代将軍家綱の後見人となり、江戸市中を焼きつくした明暦の大火の際には慌てふためく幕閣(幕府の老中ら)を尻目に難局を乗り越えた。 その一方、藩政面では農民救済に力を注いだとされる。 しかし、彼の事績の多くは藩が…