大手DVDメーカー、ソフトオンデマンドが歌舞伎町にオープンして以来、人気女優とお酒を飲める店として話題になっていたSODLAND。しかし、今年3月、風営法違反で摘発の憂き目に…。
「風営法の無許可営業での摘発です。ガールズバーなどでもよくあるのですが、無許可で女性が客の隣に座ったり、相手をすることは違法。これによって、SODランドも摘発されました」(全国紙社会部記者)
これにより、店舗は無期限休業状態に。このまま閉店するのでは、という憶測も流れる中、突然、復活するとの一報が…!
「風俗営業1号許可を取得、堂々と接待可能な店として、再オープンすることにしました」(店舗運営責任者・高岡哲也氏)
というわけで8月18日から復活オープンすることになったSODLAND。その記者会見が行われた。
そもそも、摘発も少なくない歌舞伎町で運営しながら、なぜ無許可営業になってしまったのか。
「風俗営業ではなく、飲食店で働いている。そんな環境を女優さんたちに与えたかったのです。なので、あえて風俗営業許可ではなく、飲食店として運営していたのです。が、それがアダに…」(前同)
許可を得ていないだけに、2021年、2022年と警察から2回の指導が入り、そのたびに改善をしていたという。しかし、今年3月、ついに摘発に至った。
「もちろん、わざとというわけではなく、我々の認識が甘かった」(SODクリエイト代表取締役・野本義晃氏)
旧店舗でも法務部でのチェックはしていたが、対応が甘かったということだろう。SOD社長、店長の逮捕に至った(店長はその後、不起訴)。きっちり罰金をおさめ、旧SODLANDは廃業、新たな体制で、風俗営業1号許可を取得。堂々と人気女優と飲める店になった、というわけだ。
会見に同席した紗倉まなさんも「やっちまいましたね」「もう、捕まらないですよね?」と鋭いツッコミを連発。SOD首脳陣をタジタジにさせた。
復活する店舗の目玉は、新たに作る超接近フロア。数千万円かけて作ったという、マジックミラー号をモチーフとしたマジックミラーだらけのフロアは取り壊して作るだけに気合は十分。マジックミラーの名残か、ここでは、客がマジックミラーシールドなるものをつけ、人気女優と最大3センチまでの接近が可能なんだとか。
「シールドをつけることによって、恥ずかしさを軽減」(前出の高岡氏)
というが、おそらく一番危険だと思われる、酔っぱらって少しでも女優に近づきたい客のベロベロ攻撃も阻止できる。一石二鳥の役割を果たしそうだ。 反省と意気盛んの二刀流で再開されるSODLAND。トーヨコや公園界隈を超える、歌舞伎町の新たな名物に戻れるのか、実に見ものといえそうだ。
ただ、一番印象に残ったのは、記者より鋭いツッコミを連発していた紗倉まなさんと、エンタメ系記者&カメラマンがほとんどの中、異色の「弁護士ドットコム」の記者が取材に来ていたこと。警察が注意に来た時期と回数をきっちり質問して確認、「さすがや…」と思ったことでした。