9月3日(日)、青森競輪場にて「週刊大衆杯」の決勝レースが行なわれた。各グレードの結果は以下の通り。

〈L級ガールズ決勝〉
1着 荒巻 聖未選手(2枠)
2着 柳原 真緒選手(1枠)
3着 田口 梓乃選手(3枠)
2車単 2−1 300円(2番人気)
3連単 2−1−3 3770円(12番人気)

〈A級決勝〉
1着 佐々木 吉徳選手(7枠)
2着 金澤 幸司選手(5枠)
3着 高木 和仁選手(2枠)
2車単 7−5 280円(1番人気)
3連単 7−5−2 1320円(2番人気)

〈S級決勝〉
1着 飯野 祐太選手(1枠)
2着 内藤 秀久選手(3枠)
3着 杉森 輝大選手(4枠)
2車単 1−3 810円(4番人気)
3連単 1−3−4 1890円(6番人気)

 L級ガールズ決勝は自力で勝る1枠の柳原選手と2枠の荒巻選手に人気が集中。1=2を本線にして3着にどの選手が入るかが車券攻略の中心となった。

 レースは1枠の柳原選手の後続に荒巻選手がピッタリとつき、その後ろを3枠の田口選手が追走する展開。2週半までは4番手の位置をキープしていた柳原選手だが打鐘と同時に一気に加速。そのまま前走していた3選手を一気に捲ってトップに躍り出たが、ゴール直前で荒巻選手が差して逆転V。3着には後続をキープした田口選手が滑り込んだ。

 一方のA級決勝は北日本勢の金澤選手(福島)、鈴木涼介選手(福島)、佐々木選手(秋田)と九州勢の高木選手(福岡)、八谷選手(福岡)の激突となったが、これを制したのは北日本勢の佐々木吉徳選手。2着には同じく北日本勢の金澤選手が入ったが、3着には福岡の高木選手が入り九州勢の意地を魅せた。

 今節の週刊大衆杯の大トリになるS級決勝もファンを感動させるレースになった。直前の人気の中心は2枠福岡の北津留翼選手。

 圧倒的なパワーを持つ北津留選手を北日本の飯野祐太選手(1枠)、南関東の内藤秀久選手(3枠)、関東の杉森輝大選手(4枠)と志村大賀選手(5枠)、北日本の照井拓成選手(6枠)、九州の小岩大介選手(7枠)が迎え打つ形となり、レースはさながら群雄割拠の戦国絵巻の様相を呈した。

 レースは序盤から各選手が北津留選手を牽制する展開。誰が優勝してもおかしくない状態から抜け出したのは福島の飯野祐太選手。そのまま飯野選手が1着でゴールを決め、みちのく青森で開催された週刊大衆杯優勝の栄冠は北日本勢が獲得し、地元のプライドを守る形となった。

 なお、今節の週刊大衆杯はユーチューブ『【裏】もりんちゃんねる葵萌輪』でも配信され、競輪キャスターの知香里氏の司会進行のもと、初日の9月1日には西永彩奈氏、2日には熊切あさ美氏、最終日の3日には柳瀬さき氏と、華やかなタレント陣が特別出演し、レースを大いに盛り上げた。

 また同じく『【裏】もりんちゃんねる葵萌輪』のキャスターを務める工藤わこ氏もリモートで出演し、競輪初心者のゲスト陣の車券攻略を明るく楽しく丁寧にフォロー。今節の青森競輪「週刊大衆」を以下のように総評した。

「北日本勢は選手同士の絆が強いことで有名です。特に今節は青森で開催されたこともあり、いつも以上に連携の力が強くなったのではないでしょうか」

 事実、週刊大衆杯はA級は佐々木吉徳選手(秋田)、S級は飯野祐太選手(福島)と、ともに北日本勢が優勝を果たした。今後も人間同士の頭脳ゲームでもあり、スポーツでもある競輪は、観る人に絆の大切さや諦めない姿勢など、多くの感動を与えてくれるに違いない。

あわせて読む:
・20億円豪邸に住むHIKAKIN・ヒカキンの事務所も初の大赤字!人気ユーチューバー収益激減で崩壊3秒前
・武豊「天国と地獄を味わった札幌開催」
・日米「大谷翔平メシ」最新版!「人生で食べたポテチで一番おいしかった」のは?ゲン担ぎ麺やお忍びの店も!
・1リットル200円時代に負けない!プロが教える「ガソリン節約」の裏技7!9月末補助金打ち切りでさらに!燃費アップには…