ディープインパクトが、また一つ、競馬史に残る金字塔を打ち立てました。

 10月8日、京都4Rで行われた3歳上障害オープンで、ディープ産駒のロックユーが快勝。この勝利で産駒のJRA通算勝利数は2750となり、“大種牡馬”と称された父サンデーサインレンスの記録を抜き、歴代単独1位に。

 1日の阪神11Rをドーブネが勝ち、サンデーの記録に並んでいたので、新記録達成は時間の問題だろうと思っていましたが、それにしても、すごい記録です。

 こんな馬に、14戦すべてで手綱を取らせていただいたことは大変光栄ですし、

――ユタカ! おまえは、まだまだ、頑張れ!!

 と、ディープに背中を押されているような気持ちにもなります。

 もっとやれる。もっと頑張れる。もっと勝ちたい。ディープの主戦ジョッキーに恥じない活躍をすることが僕の使命だと思って、さらに精進したいと思います。

 今週末、10月22 日は、3歳クラシック最後の一冠、菊花賞です。この菊花賞は、かつてディープが夢の三冠を達成した思い出深いレースです。

 自分の目でディープの走りを見たいと、当日、京都競馬場に集まったファンの数は、13万6701人。1レースからスタンドはざわめき、いつもの京都競馬場とは明らかに流れる空気が違っていました。

 4枠7番から好スタートを切ったディープに異変が起こったのは、1周目の坂あたり。

 原因は、1周目のゴール板を、これまでと同じゴールだと勘違いし、GOサインの前に、自分でスイッチを入れてしまった……。会話ができないので真実は永遠に謎ですが、今でも、僕はそう思っています。

――このままだと、まずい。

 外に出すと、本気の走りで、そのまま前に行ってしまうかもしれない。とはいえ、強引に内に入れたら、他馬と接触する危険性もあります。

――どうする!?

 悩んだのは、コンマ1秒くらいでした。

 半分、賭けに近い判断でしたが、外ではなく内へ。馬込みの中にディープを入れて、あえて行き場をなくす作戦を選択しました。

 レース後の勝利ジョッキーインタビューで、「今日、負けちゃったら向正面から帰ろうと思っていました」と話しましたが、あながち、冗談ではありません。もしも、判断ミスで負けていたら……考えただけで、ゾッとします(笑)。

■神戸新聞杯3着も本番は問題なし!

 今年、この菊花賞で僕がタッグを組むのは、ハービンジャー産駒のファントムシーフです。

 前走の神戸新聞杯は、硬すぎる高速馬場の影響で3着に終わりましたが、思い描いていた単騎逃げの形を作ることができたのはプラス材料。3000メートルに延びる距離も、出走全馬が初体験なので、やってみるまで分かりませんが、マイナスだとは思っていません。

 いざ、勝負です!

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