2024年、開幕2週目の競馬は、1月13日が6鞍に騎乗して最高着順は、芝1200メートルで行われた京都メイン、淀短距離Sに出走したゾンニッヒの3着。好位からうまく流れに乗り、力は出し切れましたが、上位2頭には及びませんでした。休み明け初戦で馬体重はプラス18キロ。一度叩いた次は期待大です。

 一時期、なぜか勝利が土曜日に集中。土曜に放送されている『ウイニング競馬』(テレビ東京系)のファミリーとして迎え入れていただきましたが(笑)、今年、開幕週で2つ勝ったのは日曜日です。もしかすると今年は… …と、気を取り直して臨んだ14日日曜は、最初のレース、3R3歳新馬でコンビを組んだアンクルモー産駒、ビリーヴを祖母に持つ良血馬ディスタントスカイで、今年3つ目となる勝利を挙げることができました。気性が幼く、返し馬から周りを気にしてキョロキョロ。道中も自分から進んで行く感じはありませんでしたが、それでも勝ってしまうあたり、能力的には高そう。今後、競馬を使ってどこまで成長してくれるのか、今後が楽しみな一頭です。

 この日、2鞍目となる8R4歳以上2勝クラスは、モーリス産駒のディアサクセサーで3着。9Rの逢坂山特別は、キズナ産駒のプッシュオンで3着。馬券に絡む結果を残し、さらに気持ちが高まったのが、期待をかける一頭、京都10R、ダート1800メートルの雅ステークスに出走した、ジャスタウェイ産駒のヤマニンウルスです。2022年夏の新馬戦では、平地では最大着差となる4秒3差で圧勝。僕とのコンビで臨んだ2戦目は、後続に6馬身の差をつけ、クリストフ(・ルメール)が騎乗した3戦目も3馬身半差で快勝。アメリカの歴史的名馬フライトラインのようになってほしいと思っていましたが、この日も、もしかしたら、もしかするかも、という期待を持たせてくれる走りっぷりで、デビュー4連勝を飾ってくれました。この日の勝利でオープン入り。次は重賞に挑戦することになりますが、十二分にやってくれるはずだと信じています。皆さんも楽しみにしていてください。

 この日はもう一つ、すごく刺激になるニュースが飛び込んできました。中山で行われたメインレース、G3京成杯で、5番人気のダノンデザイルに騎乗した典さん(横山典弘)が、馬のリズムを重視した理想的な競馬でⅤ。自身が持つJRA最年長重賞勝利の記録を塗り替えました。記録は、55歳10か月と23日。僕は今、54歳10か月なので、この記録を塗り替える資格を得るためには最低でもあと1年かかりますが、典さんは、きっとその間に、さらに記録を伸ばしていくんだろうなと思います。

 善臣さん(柴田善臣)と典さん。常に僕の先を走っている先輩2人がいるというのは、僕にとってはすごく幸せなことです。

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