ちょっと前に幕を開けたと思っていた2024年も、気がつくと、もう2月。僕だけ時間の進むのが早い!? いや、そんなはずはないと分かっていても、早いと感じるのは、年齢のせいかもしれません(笑)。

 1月が終わった時点の騎手リーディングは、昨年、トップ争いをしたクリストフ(ルメール騎手)と川田将雅騎手が17勝。坂井瑠星騎手が17勝で続き、松山弘平騎手と横山武史騎手が11勝。1月27、28日の競馬で2勝をプラスした僕と、鮫島克駿騎手、西村純也騎手が10勝で並んでいます。昨年、1月に挙げた僕の勝ち星は7つなので、まずまずのスタートが切れたと言えるかもしれません。

 ただ、こうして改めて見てみると、ジョッキーの世界も若い力が台頭してきていることに気づかされます。坂井騎手が今年デビュー8年目の26歳。横山ファミリーの次男坊、武史騎手がデビュー7年目の25歳。鮫島ファミリーの次男坊、克駿騎手が9年目の27歳で、西村騎手はデビュー6年目の24歳です。

 今年3月15日で55歳になる僕は、若さ、体力、パワーでは、とうてい彼らに太刀打ちできません。サッカー界にはキングカズこと三浦知良さんというレジェンドがいますが、それは例外中の例外。競馬は、技術や経験、展開を読む力や判断力も勝敗を左右する大事な要素で、まだ、そこで勝負できている僕は、本当にいい職業を選んだと思いますし、ジョッキーになろうと決めた中学生の僕を褒めてあげたい気持ちになります(笑)。

 まだまだ、若い騎手には負けられないし、負けたくない。今週も、“さすが武豊!”という競馬をお見せしたいと思います。

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