今年もまた、うんざりさせられる花粉のシーズンがやって来ました。例年の1・5倍から2倍の飛散量だった昨年と比較すると、今年は“まだマシ”という予報ですが……できるものなら、勘弁してほしいですよね(笑)。

 気持ちを強く持って臨んだ2月2週の競馬は、まず日京都の1Rで、いきなり勝利を飾ることができました。キズナ産駒のサウンドアレグリアは、これがデビュー2戦目。芝1800メートルのレースに挑んだデビュー戦は7着でしたが、ダートにかわった今回は、二の脚を使って先手を取ると、そのまま後続を寄せ付けず、記念すべき初勝利を挙げることができました。

 この勝利が僕のJRA通算4479勝目。そして、この日6Rダート1400メートルの3歳未勝利戦のベルウェザーでも勝利を掴み、通算勝利数を4480まで伸ばすことができました。

 惜しかったのは、メインレースの洛陽Sに出走したルーラーシップ産駒のトランキリテと、最終12Rに挑んだシンヨモギネスです。両馬とも、あと一歩が届かず、ともに2着。馬の持つ力は出し切れた結果なので、勝った馬を褒めるしかありません。

 この結果がビミョーに影響したわけではないのですが、翌11日の東京競馬は、4戦全敗。中でも、距離延長は間違いなくプラスだと信じていた共同通信杯のエコロヴァルツは、レース前からテンションが高く、嫌な予感を抱いたままゲート入り。ポンとスタートを切ったものの、前半から引っ掛かってしまい、本来の力を出せないままレースは終わってしまいました。

 デビューからここまで2万回を超える騎乗をしてきましたが、何万回乗っても、やっぱり、競馬は難しい。改めてそれを感じた2日間になりました。

 気持ちを切り替えて、今週末の競馬です。24日の土曜は阪神競馬に参戦。ドゥラメンテ産駒のアイコンテーラーとのコンビで、メインレースである仁川Sに挑みます。

 翌25日は、中山に移動して、9Rデイジー賞、リアルスティール産駒のグランカンタンテに騎乗する予定です。

 ここで勢いをつけ、メインは、これまでサイレンススズカ(1998年)、サクラプレジデント(2004年)と2つの白星を挙げているG2中山記念。パートナーは、初コンビとなるオルフェーヴル産駒のソーヴァリアントです。目指すのは、22年12月のチャレンジC以来、遠ざかっている勝利の2文字。花粉症を吹き飛ばすくらいの騎乗で、お立ち台に立ちたいと思います。応援よろしくお願いします。

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