始まりは、2月12日、佐賀競馬場で行われた交流重賞Jpn3の佐賀記念Vです。パートナーのノットゥルは、2002年7月のJpn1ジャパンダートダービーでの白星を最後に、長い間、勝利から遠ざかっていましたが、この日は見違えるような走りを見せてくれました。まだ先の話になりますが、最大目標になるだろうJBC(11月4日)の今年の開催地は、この佐賀に決定していますから、自信を持って、ここ佐賀に帰ってくることができそうです。

 いい流れのまま臨んだ2月17、18日のJRA競馬は、土曜が音無秀孝厩舎のソーダズリングでG3京都牝馬Sに、日曜は弟・武幸四郎厩舎のセキフウとのコンビで挑む、今年初のG1フェブラリーSでした。

 ハーツクライ産駒のソーダズリングがここまで挙げた2勝は、芝1800メートルと芝1600メートルのレースが一つずつ。音無先生の判断で、今回、芝1400メートルのレースに初チャレンジです。

 レースは、スタートからスムーズで、最後の直線も馬場のど真ん中からグングン加速。反応が良すぎて、先頭に立つのが早すぎましたが、最後の最後まで粘り切ってくれました。

 ソーダズリングにとっては、初めての重賞制覇。音無先生はこの勝利で、騎手&調教師でのダブル制覇。僕は、デビューした年から続いている連続重賞制覇の記録を、38年に伸ばす白星になりました。

 距離1400メートルのG1レースがないのを嘆く人がいるかもしれませんが、1400メートルを勝ったということは、今後はマイルと1200メートル、どちらも視野に入ってくるということです。

 13番人気のセキフウで挑んだフェブラリーSは、あと一歩が届かず3着。もう少し馬場が湿っていたら、違った結果になっていたかもしれません。

 さぁ、それでは今週の競馬です。スタートは、ヘリオスをパートナーに挑む2月29日、名古屋競馬場で行われる交流重賞Jpn3かきつばた記念。3月2日は阪神で、G2チューリップ賞に参戦する予定です。

 アドマイヤキッス、クロフネサプライズ、メイケイエール、昨年のモズメイメイに続く、5度目のVを狙う今年のパートナーは、これが初コンビとなるスウィープフィート。桜花賞に向けて、どんな走りを見せてくれるのか、楽しみしかありません。

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