先日、タイのパタヤに2か月間滞在していたカワノアユミです。前回の記事で、家賃や光熱費をのぞいた生活費は1か月19万円と意外とかかったことをお伝えしました。
ここで、ふと思ったのが「タイで月5万円で生活できるのか?」。これはタイ好きの間で度々、論争が起こるテーマである。
おそらく、私が初めてタイに行ったバックパッカーブーム&タイ移住ブームからある都市伝説だと思うのですが……、当時は1THB=2.6円、クイッティアオ(タイラーメン)15THB(約40円)の時代。
しかし、2024年7月現在1THB=約4.38円。屋台のクイッティアオは50THB〜60THB(220円〜260円)に値上げされ、1か月5万円で生活するのはさすがに無理! でも、バンコクよりも物価が比較的、安いとされるパタヤなら……?
今回は、私のパタヤ短期滞在を元に、2024年版・パタヤでひと月5万円で生活できるのかシミュレーションしてみました!!
家賃はバンコクに比べるとかなり抑えられる
まず、1番お金がかかる家賃ですが、パタヤはバンコクに比べてかなり安い金額で部屋を借りることができます。
たとえば、バンコクでは市街地から少し離れたエリアのアパートが大体8000THB(約35000円)ですが、パタヤでは中心地からバイクで5分ほどのエリアには5000THB(約22000円)のアパートもあります。(エアコンを我慢すれば、もっと安いアパートも!)
ほとんどのアパートにはWi‐FIがあるので、スマホの通信費だけなら月に300THB(約1300円)程度で済むと思います。
しかし、意外とかかるのが光熱費。タイでは水道代は安く、今回の滞在ではひと月150THB(約650円)ほど。電気代は高く、2か月で2353THB(約10300円)だったので、ひと月5000円程度としましょう。
食費はコンビニとスーパーが強い味方
この時点で合計2万8千300円。すでに予算が厳しくなってきた……。残りは2万1千700円なので、1日の食費を723円(約165THB)に抑えなければいけない。
朝食に200THB(約870円)のアメリカンブレックファーストは無理なので、コンビニで済ませよう。
タイのセブンイレブンでは、朝食にぴったりなサンドイッチやジョーク(お粥)が30THB〜50THB(約130円〜220円)ほどで買えます。
ランチには、スーパーのフードコートで50〜60THB(約220円〜260円)で食べられるクイッティアオ(タイラーメン)や、カオマンガイが安くて美味しい。
夕食も同じくローカル食堂や屋台で済ませれば、1日165THBで収められるかもしれない。たまに昼食を抜けば、コンビニで缶ビール(40THB=約175円)を買えちゃうかも……!?
ちなみにタイでは水道水が飲めないので、飲料水は買うことになります。コンビニでは500mlのペットボトルが6THBで販売しているが、タイでは町中に水の自動販売機があり、1リットル1THB(約4.3円)。
夜遊びは難しいと思うが、スーパーで食材を買って自炊すれば、もう少し食費を抑えられる。なので、たまに浮いたお金で場末のバービアで70THB(約300円)のビールを飲むくらいならできるかも……?
■パタヤで食費を浮かす最終手段
食費を大幅に節約しないと月5万円での生活は厳しいと思うが、ここで奥の手をご紹介! それは……在住者と仲良くなること。
パタヤは海が近く、釣り堀も多いことから、日本人在住者の中には釣りが趣味の人も多い。私も在住者と仲良くなり、レストランで食べたら1000円近くするイカやエビをお裾分けしてもらえたこともありました。
バンコクには約5万人の日本人が住んでいるので、交流の機会は少ないかもしれない。しかし、パタヤは街自体が狭いことと日本人が少ないので仲良くなれる機会も多いです。
2024年版 パタヤ5万円生活シミュレーション
家賃 22000円(5000THB)
光熱費 5000円(1141THB)
通信費 1300円(300THB)
食 20000円(4600THB)
雑費 1700円(322THB)場末バービア週1回
……これじゃ、買い物はおろか床屋に行くことすら許されないよ!!
結論、2024年、パタヤでも月5万円生活はさすがにキツイ。でも、交友関係を広げて食費を浮かせば……ワンチャンイケるかもしれない……?