データ予想 須田鷹雄
マイラーズC
ダイワマッジョーレが買い時



マイラーズCの前走レース別成績を振り返ると、個別レースで着数最上位に来るのは中山記念。

勝率・複勝率・単複回収率から「いい参戦パターン」をまとめると、フェブラリーSや前年のマイルCなどGⅠからレース間隔をあけてくる形が比較的良く、マイルのオープン特別やGⅢから来る形はイメージほど走っていない。

それを象徴するのがダービー卿CT→マイラーズCの相性の悪さだ。
過去10年で「010 21」とほぼ全滅である。

東京新聞杯からだと「0136」で一見マシなため、レース間隔に起因するものと思われる方も多いかもしれない。
しかし、東京新聞杯組はマイラーズCにおける1番人気馬2頭を含め、出走10頭中5頭が5番人気以内でこの成績である。

しかも、馬券に絡んだ4頭のうち3頭は6番人気以下から出ており、この両レースは連動するというよりも別々な特徴を持っているとも言えるだろう。

マイル路線はGⅢとオープン特別の間にある壁は薄いが、GⅡとGⅢの間は厚い。
また、GⅡになると中距離も視野に入る馬が参戦してくるし、そうした馬は選手層の厚いカテゴリから来る分、レベルが高いことも多いのだ。

そこで◎はダイワマッジョーレ。マイルCS2着を筆頭にマイル界での実績は十分な馬だが、阪神C7着、中山記念8着と負けてきたことで、少しでも余分にオッズがつくことになりそうだ。

しかも阪神Cは前残りの展開。
中山記念は極端な馬場と敗因がはっきりしており、馬自身に大きな問題があるわけではないので、ここが買い時だ。

○マイネルラクリマも中山記念組。
この原稿を書いている時点ではシンガポール国際Cの招待待ちなので出否未定だが、こちらに出てくるようなら狙いたいところ。

最近はハンデ重賞で斤量に泣くシーンも多かったが、別定になってみれば中山記念でも4着。
極端に時計が速くなるようだと苦しいが、自分の持ち時計の範囲内に収まるようなら勝ち負けになりうる。

▲は東京新聞杯組だがエキストラエンド。
完全なマイラータイプではなく、母系が中長距離向きなうえに自身も1800メートル以上をこなしている点がむしろプラスとなる。

自分で競馬を作れるタイプではなく展開待ちではあるが、前崩れの展開ならば台頭する。


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