超能力マジックエンターテイナー
サイキックイリュージョニスト
TAJIMAGIC(タジマジック)



そもそも、どうしてマジックの世界に入られたんですか?

まあ、マジックが好きっていうことが一番にあるんですが、もともと人を喜ばせることが好きで、学生の頃から老人ホームとか身体障害者施設とかを慰問してまわったりしてたんです。当時はDVDとかパソコンもないし、娯楽が少なかったですしね、見た人に喜んでもらえるなら漫才でも落語でもなんでもよかった。だけど自分はその中でもやっぱりマジックが好きだなーと思って、やり始めたのが最初のきっかけですね。

TVに出始めたのは1977年くらいからですね。お風呂屋さんが銭湯でマジックやってるよってことでTV出演したんですが、それが趣味のレベルじゃない、ってことで注目してもらって、その後も取材で取り上げてもらったりレギュラー番組をやらせてもらったり、という流れになったんです。もともと小さいころから子役として活動していたので、芸能生活自体は長いんです。近々芸能生活50周年記念パーティをやろうかと思ってます。
マジックも40年近くやってますね。


バラエティ番組でのワンシーン。
銭湯とマジックという意外な組み合わせが大反響に!

たくさんのステージを経験されていると思うのですが
銭湯とマジックという意外な組み合わせが大反響に!


ひとつひとつが大切な思い出にはなってますね。
TVの収録での初ステージ、東京ドームでたくさんのお客様の前でやったとき、世界大会で優勝したとき、フジモリ大統領来日の時、などなどいろいろありますが、
一番は、ホスピスでのマジックですね。僕は10年くらい前に父親をガンで亡くしてるんですが、父がホスピスに入っていたとき、月1くらいでボランティアでマジックをやりに行ってたんです。当時、父は余命2週間と言われていたのに、僕のマジックを観るのが楽しみで半年生きてくれた。当時ちょうどバラエティ番組にも出ていたのでそれも観たくて生きていてくれたんでしょうね。
父の死後もそのホスピスでにマジックは続けました。
ホスピスは、いわゆる穏やかに死を待つ場所であるのですが、
中には高齢の方でがんになり、希望をなくしてもう笑うこともしなくなってしまった方もいらっしゃったんです。
でも、あるとき、それまで誰が何をやっても笑ってくれなかったその患者さんが
初めてショーを見て笑ってくれた。
看護婦長さんのブラジャーを取っちゃう!といったようなちょっと笑えるものを
ホスピスのマジックショーでやったんですね。そしたら笑ってくれたんです。
先生や看護婦さんもみんな泣いて御礼をいってくれた。それが僕もすごくうれしくて。
そのときのステージがとても思い出に残っています。

なるほど。ホスピスでのショーはお父様との思い出でもあるし、「誰かに喜んでもらいたい」という思いが実った場所でもあるのですね。
ところで銭湯でマジック、というめずらしいコンセプトはどうして生まれたんですか?


父の代まではうちも普通の銭湯で、たまにお客さんにマジックを見せてあげるレベルだったのですが、父がなくなって僕が3代目として継いだ頃、14年前くらいですかね、銭湯業界も景気が悪くて、なにか新しい試みをしなければ、ということで思いついてマジック銭湯というコンセプトでやり始めたんです。昔は都内に2800~3000軒あった銭湯が、僕が継いだ頃には2000軒になり、今では600軒しかないんですよ。
中野のお風呂屋さんだけでいっても百何十軒→二十数軒になってますからね。

マジックバーでのステージもかなりこなしていると伺ったのですが、
そちらもかなり忙しいんじゃないでしょうか?


自分の後輩とか弟子がマジックバーをやっていて、月に何回かゲスト出演したり、といった感じですね。年間600ステージやってるので、本当は東京でのショーだけでいっぱいいっぱいなんですが、5月14日には名古屋までいきます。
以前の番組のスポンサーさんがファンの人だったのが縁で年に2.3回は行くんですよね。
お風呂がいまはもう衰退してしまったのでね。3/11の震災以降ほんとにお客さんが減りましたね。消費増税でもかなり痛手を受けていますし。昔は1日1000人お客さんが入ってたんですが、今では雨なんて降った日には100人くらいですから。マジックのほうもしっかりやっていかないとね(笑)。

ちなみに、タジマジックさんでもマジックで失敗することってあるんですか?

そりゃありますよ。でも、失敗したことがわかるのも僕だけですから。
見ているお客さんにはバレてないと思うんですよね。
そんなふうに持っていくテクはありますよ(笑)

最終の目標、みたいなものがあれば教えてください。

マジックではタイトル世界一とかにもなりましたし、そういった意味ではもう目標地点までいってしまったかな、と思ってます。アメリカにマジックキャッスルっていうのがあって、僕もそこのキャストメンバーなんですけど、基本的に銭湯があるんでそんなに東京から動けないですしね。世界で活動する、っていうわけにはいかないですね。逆に、お風呂屋さんがあるからマジックだけやっていける、っていうのもありますしね。
両立して、銭湯でのマジックショーでもライブなんかのステージでも引き続きみんなに楽しんで欲しいですね。


宮崎県にある「西元眼科医院」の白内障に関するWEBCMの撮影シーンにお邪魔してきました!



お母様に見てもらうことで白内障かどうかをチェックできる、
という画期的なWEB CMの撮影は楽しい仕掛けもいっぱい!



【母の日に送る映像】~白内障の早期発見~のオンエアは5/1~5/11。
Youtubeなどにもアップされる予定です。
「母の日 メールでできる親孝行」で、検索。


PROFILE
世界的に注目を集めている超能力マジシャン。
その実力は、世界一の米国週刊誌NewsWeekに掲載され、絶賛を浴びたほどの折り紙つき!
日本を代表するマジシャンとしてオーストラリアのABCテレビ、韓国のKBCテレビでも特集されるほどの実力者。
日本で一番メディアに登場しているマジシャンである。
マジックマスターズオープン・ワールドトーナメント2012.2013で2連覇。2年連続で世界一のマジシャンとなる。
メンタルマジックを得意とし、楽しいトークとあり得ない現象の数々で、誰もが彼のファンになること間違いなし。
真のエンターティナーである。
アメリカロサンゼルス「マジックキャッスル」のマジシャンメンバーでもある。

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