鉛筆が筆記具として使われ始めたのは、16世紀のヨーロッパでした。

日本に入ってきたのは400年ほど前。
オランダ人が幕府に献上し、徳川家康が日本人として初めて使用したと言われています。

庶民が鉛筆を手にするようになったのは明治以降ですが、日本では毛筆の習慣が浸透していたため、普及には時間がかかりました。

鉛筆に比べるとボールペンの歴史は浅く、発明されたのは20世紀になってから。
1938年にハンガリーで原型が考案され、普及したのは第二次大戦後です。

日本に持ち込んだのは進駐軍で、昭和26年(1951年)には国産品も登場しています。
ただし、当時のボールペンの品質はイマイチ。
インク漏れがあったり、時間がたつと書いた文字がにじんだりする欠点があり、公文書では使用禁止でした。

さて問題は、ボールペンと鉛筆の"仕事量"です。

紙の上にボールペンで直線を書くと、1本のインクがなくなるまでに約1・5キロメートルの線が書けるそうです。
同じことをHBの鉛筆でやると、1本でどれくらいの線が書ける?

1.5キロメートル
2.20キロメートル
3.50キロメートル

答え :3

出題:浜川卓也

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