アメリカのカリフォルニア州ゴールドカントリーは、1949年のゴールドラッシュ時代に由来する、何とも一攫千金ムードが漂いそうな地名である。

この地に住むジョンさんとメアリーさん夫婦が私有地で犬の散歩をしていたところ、「ここ掘れ、ワンワン」といったかどうかは定かでないが、庭に錆びた缶が埋もれているのを見つけた。

「缶は8つ出てきたそうです。そして、中からは1427枚の金貨が! 貨幣専門店『カギンズ』によると、これらは19世紀後半頃造られたもので、その価値は1000万ドル(およそ10億2000万円)以上。新品同様の非常に良い状態でした。通称・サドルリッジ埋蔵金と呼ばれ、中には1枚で100万ドルに上るコインもあるようですね」(古銭に詳しいライター)

これまで当サイトでも沈没船などのお宝ニュースは取り上げてきたが、アメリカで地中からこれほどの金貨が発見されたケースはないという。115年ほど前のサンフランシスコ造幣局強盗事件での盗難品ではないか、とも取り沙汰されたプレミアコインの数々は先頃、オークションに出品された。

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