どんな地方に行っても必ずあるのが郵便局。
全国に約2万4000あります。
1都道府県当たり500以上ある計算になります。
その郵便局のシンボルが、おなじみの「〒」。
郵便記号とか郵便マークと呼ばれるもので、郵政省の前身である逓信省(ていしんしょう)の「テ」を図案化したと言われています。
日本で郵便事業が始まったのは明治4年ですが、当初は決まったマークはなく、「郵便」の文字だけが使われていました。
〒ができたのは、事業開始から16年後の明治20年のことです。
ただしこのマーク、すんなりと決まったわけではなく、ちょっとしたゴタゴタがありました。
逓信省が最初に告示したマークは「T」。
それがわずか1週間後、突然〒に変更されています。
変更の理由は、意外な事実に気づいたから。
実は、Tはすでに国際郵便で使われていた記号で、一国の郵便マークとしてはふさわしくない意味を持っていたのです。
さて、役人を慌てさせたTの意味とは?
1.料金不足
2.住所不明
3.受取拒否
答え :1
出題:浜川卓也