かねてより人口減少が懸念されていた秋田県が、この7ヶ月で約1万人も人口が減っていることがわかった。

6月1日現在で県内総人口は前月比0.08%減の103万人9766人となり、104万人を割ってしまった。昨年11月に105万人を切っており、これまで年間1万人減のペースだったため、人口減少が加速しているかっこうだ。このままではあと100年も経たずに、人口がゼロになってしまうかもしれない。県では人口が減り続ける理由や今後の見通しをさらに研究していく予定。また県議会でもこの発表は重く受け止められ、県議会の一般質問で県議らが結婚支援や子育て環境の整備などを話し合った。

国は2040年頃の人口推移を発表しているが、秋田県はぶっちぎり1位の人口減少が予想されている。そのあとに続くのは青森県、高知県、岩手県だ。日本ではもとより少子化傾向にあるため人口をプラスに転じることはほぼ不可能だが、人口の減少はその地域の経済、産業に大きな悪影響を与え、自治体の存続そのものも危うくなる可能性がある。立ちいかなくなった地域が他と併合され、地図上から消えてしまうこともありうるのだ。

ちなみに人口減少が最も少ないと推測されているのが沖縄県。やはり南国には人が居着きやすいのかもしれない。

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