あの頃の思い出が蘇る!!「ビックリマンシール」のプレミアム本 発売の画像
あの頃の思い出が蘇る!!「ビックリマンシール」のプレミアム本 発売の画像

これ「ナツカシー」と思った方。35歳くらいじゃありません? そう、あの「ビックリマン」ですよ! 80年代中期、本来チョコのおまけだった小さなシールを、当時の子供たちは貪るように集めました。店頭から商品が無くなるのを防ぐため、「ひとり3コまで」なんて、買える数が決まっている店もありましたよね~。そんな思い出のビックリマンの原画集が出ちゃうんですっ!

ところで、ビックリマンシールって名前聞いたことあるけど何? って人に簡単に説明いたしますと、このシールは、表にはコミカライズされた「悪魔」と「天使」のキャラが描かれており、その裏面には世界観や人間(?)関係が推測できる情報の断片が書かれている、というものだったんですね。

日本中の子どもたちを熱狂の渦に巻き込み、社会現象を巻き起こしたビックリマンですが、その人気の秘密は様々なキャラクターが描かれたシールを収集するコレクション性にありました。子どもたちはおこづかいを握りしめて駄菓子屋に走り、今日こそはあのレアシールを……なんてことをやっていたんです。

そしてビックリマンのもう1つの魅力は、天使や悪魔といった登場人物たちが、複雑に入り乱れて織り成されるドラマにありました。
聖魔の大戦、神の子の誕生、悪魔との和合、ナゾの第三勢力の登場……。子どもたちは一枚のシールの裏側に秘められた物語に、想像の翼を羽ばたかせ、ときめいたものです。現在30~40代の男性の多くが、ヒゲをたくわえた貫禄あるスーパーゼウス、たくましく武装したヘラクライスト、色彩豊かで絢爛なヘッドロココといった英雄たちの姿に陶酔してたってわけなんですね。

そんなキャラクターのカラー原画、モノクロ原画、ラフスケッチなどを500点以上も収録した『ビックリマン原画大全』が、ビックリマン「悪魔VS天使シリーズ」発表30周年を迎える本年、ビックリマンイラストレーター描き下ろし(!)のビッグシール入りでリリースされるんです。原画ならではの筆跡やラフの線などが克明に見ることができるのは、マニアならずとも心躍らされますね。

オリジナルスリーブが付いたオンラインショップ限定版はあっという間に予約完売となってしまったものの、8月下旬には全国書店での一般発売も始まります。当時はなかなか手に入らなかったあのレアなシールが、大きなサイズで楽しめる本書、アツい80年代を過ごしたビックリマン世代には必携の一冊じゃないでしょうか。


スーパーゼウス
ビックリマン神話の象徴的存在、スーパーゼウス。すべてはここから始まった。なかなか引き当てることができなかったのが懐かしい。


ワンダーマリア
何度となく天使の前に立ちふさがった悪魔ワンダーマリアだが、仲間に裏切られて傷を負う。そんなドラマ性もビックリマンの魅力。



■ビックリマン原画大全
価格:本体3,704円+税
A4変型・432ページ
飛鳥新社 http://www.asukashinsha.co.jp/

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