以前、ゴキブリ退治でマンション全焼という衝撃ニュースをお伝えした。ゴキブリを駆除しようとライターを持ち出したところ、誤って部屋にあった段ボールに引火し、マンションが全焼してしまったというニュースだったが、またもやゴキブリに関するびっくりニュースが飛び込んできた。

事件が発生したのは先月、台湾のとある会社のトイレで起こった。この会社に勤める謝さんがトイレ掃除をしていたところ、運悪くゴキブリに遭遇。謝さんは慌てながらも何とか近くにあったスリッパで応戦し、ゴキブリの息の根を止めたが、それだけでは安心できず、トイレットペーパーにくるんで火をつけた。そして便器に流そうとしたら、大爆発してしまったのだ!

原因は、トイレ掃除に使用した2種類の洗剤が混ざり合っていたことと、火のついたゴキブリとのダブルパンチ。日本でもよくある「混ぜるな危険」の洗剤が混ざり合ってガスが発生。そのガスにゴキブリの火が引火したことで爆発を引き起こしたと地元メディアが報じている。幸い怪我人はなかったものの、黒こげのトイレと割れて原型を留めない便器が爆発の大きさを物語っている。

「ゴキブリ駆除に火を用いるのはあまり有効でないし、危険です。最近では一発噴射で殺せるような強力殺虫剤も多いですが、意外にも熱湯と食器用洗剤がけっこう効果を発揮します。熱湯はわずか1秒足らずで殺すことができる優れもの。的確かつ十分な量をゴキブリにかけることが重要ですね。一方の食器用洗剤は、ゴキブリの体表にある呼吸器官を塞ぎ、窒息死させます。また、外からゴキブリを寄せ付けないためには、レモンなどの柑橘類も有効。皮に含まれる“d-リモネン”という成分はゴキブリの大嫌いな香りです。あとは、ミント、セロリ、クミン、キャラウェイなど匂いのきつい刺激臭のハーブやアロマオイルを置くことで、ゴキブリの寄り付かない部屋作りができますよ」(害虫駆除に詳しいライター)

暑さと湿気で寝苦しい夜が続く今日この頃、ゴキブリには最適な季節。ゴキブリ退治の際、慌てても火は持ち出さないように注意しておきたい。

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