この春にカナダに暮らしている14歳の日本人少年が、カナダ国内のトップ大学5校に合格して大きなニュースになった。
この天才少年は大川翔君。中学高校と飛び級をして、現在はブリティッシュ・コロンビア州にあるトーマス・ヘイニー高校の三年生だ。5校の中には本来は受験資格年齢に満たないにもかかわらず、システムを変えて受験できるようにした学校や、スカウトに来た大学もあるという。またすべての大学から、返済不要の奨学金のオファーが来ているというから、彼の能力の高さがうかがえよう。

また国内にもやはり“天才少年”がいる。2011年、小学六年生にもかかわらず、ゲーム会社「ケミストリークエスト株式会社」を設立し、社長に就任した米山維斗(ゆいと)君だ。米山君が小学三年生の時に作ったカードゲーム「ケミストリークエスト」は、原子カードを結合させ分子を作って遊ぶゲーム。すでに5万部以上を売り上げ、iPhoneアプリにもなっている。米山君は現在、筑波大学駒場中学に通いながら、社長業に勤しんでいる。将来は世界展開を考えているそうだ。

学問や実業以外にも、もちろん天才はいる。川崎フロンターレのU-10から、わずか10歳でスペインのFCバルセロナのカンテラと呼ばれる下部組織に入団をはたした久保建英君だ。通常、バルセロナのカンテラに入れるのは14歳以上。それ以下の年齢の入団は、地元のカタルーニャ州出身でなければ認められていない。その事実からも、バルセロナが久保君の能力を高く評価していることがわかるだろう。現地でも日本のメッシと呼ばれ人気の高い久保君は、現在14歳。6年後に開かれる東京五輪での活躍が、今から楽しみだ。

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