ネッシーや雪男のような実在するのかしないのかわからない動物を、「UMA」と呼びますが、ほんの100年ほど前まで、ゴリラもUMAの一種とされていました。
ゴリラがヨーロッパに紹介されたのは19世紀半ばです。といっても当初は「アフリカ奥地に巨大で凶暴な猿人がいるらしい」というウワサ程度で、信じる人は少数派。
20世紀初めに実物が捕獲されたときは、世界が騒然となっています。
恐ろしげな外見から、ゴリラは長い間獰猛な動物と思われていました。しかし実際は、きわめて温厚。自分から攻撃を仕掛けるようなことは、ほとんどありません。
人が近づいたりすると牙をむき出し、吠えながら胸を叩く「ドラミング」をすることがありますが、これは攻撃ではなく、あくまでも威嚇(いかく)。
とはいえ、ゴリラは決して弱い動物ではありません。
その体には、人間とは比べものにならない強烈なパワーが秘められています。
たとえば握力です。人間の成人男子の平均は45キロ前後。
これに対してゴリラの平均握力は、どれくらいといわれている?
1.300キロ
2.500キロ
3.700キロ
答え :2
出題:浜川卓也