どんな匂いを快適と感じるかは、個人によって違います。
ある人にとっていい匂いでも、別の人には不快な匂いになることもあります。
たとえば女性は、自分の体臭に近い匂いの男を嫌い、まったく違う体臭の男を好む傾向があるといわれています。若い娘が「お父さんは臭い」と父親を嫌うのは、近親相姦を避ける本能なのかもしれません。
また、学習で匂いの好き嫌いが決まることもあります。
その代表が糞便臭。
実は、3歳ぐらいまでの子どもの大部分は糞便の匂いが不快ではなく、精神的に落ち着く香りと感じているようです。しかし成長の過程で周囲の反応を観察。「ウンチはイヤな匂いなんだ」と学習し、嫌うようになっていくんだとか。
悪臭と認識される糞便臭の主成分はインドールやスカトールですが、これらは一般的に「いい匂い」とされる香りにも含まれています。さて、糞便から取り出したインドールやスカトールを薄めると、どんな匂いに変化する?
1.ジャスミン
2.石鹸
3.バター
答え :1
出題:浜川卓也