日本国内の興行収入が210億円を突破するなど、ディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』が大ヒットを記録している。

そうしたなか、音楽業界では早くも大晦日の「NHK紅白歌合戦」での“アナ雪”企画が話題を集めている。

「『アナ雪』の楽曲については、May.Jが主題歌『Let It Go~ありのままで~』 を歌っていますが、アナの声優を務める神田沙也加や、アナの姉のエルサの声優の松たか子も劇中歌を歌っており、どちらも評価が高い。実際に街中でもよく流れているし、映画を観たことがない人も曲を聴いたことはあるはずです。そうした人気面に加えて、近年の紅白はアイドルや人気声優が常連化しています。昨年には『進撃の巨人』のテーマ曲を歌うユニット『Linked Horizon』が出場したように、最近のNHKは若い視聴者層の獲得をかなり意識しており、その点も追い風になりそうです」とは某音楽プロデューサー。

業界内では、「アナ雪」旋風が今年の紅白にも影響を及ぼすことはかなり濃厚と見られているようだが、となると気になるのは3人のうちの誰が出場するかということだろう。
前出の音楽プロデューサーはこう続ける。

「NHKサイドはディズニーサイドの許可さえ下りれば、特別枠での3人での共演を画策していると思います。せっかくのブームに目いっぱい乗っかりたいところでしょう。May.Jは以前から『大晦日のスケジュールは今から空けています』と公言しているように、紅白出場に色気を見せているし、以前に出場経験のある松サイドや神田サイドともパイプはありますからね。ただ、今作では声優として劇中歌を披露しているものの、本格的な音楽活動とは距離を置いていることを理由に、松サイドが出場に難色を示しているという話もありますが……」

「アナ雪」ファンであれば、ぜひとも3人のコラボを見てみたいところではあるが、いずれにせよMay.Jの出場はほぼ当確だという。

「May.Jさんはここに来て“追い風”に乗らんとばかりに一気に露出を増やしていますが、その背景には所属レコード会社の思惑もあります。彼女の所属レコード会社は、以前こそ浜崎あゆみや倖田來未などの看板アーティストが活躍していましたが、最近は苦戦傾向にありますからね。May.Jさんに対する期待も大きいはずで、何としてでも紅白に出場させたいところでしょう」(某音楽業界関係者)

今年の大晦日に「アナ雪」の楽曲がテレビから鳴り響くことは間違いなさそうだ。

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