缶詰の原理が発明されたのは、およそ200年前です。

遠征軍の食糧補給に頭を痛めていたナポレオンが、懸賞金を出して保存食のアイデアを募集。採用されたのが、食料を密閉容器に入れて加熱する方法でした。発明者はパリの菓子職人ニコラ・アペール。まだ、物を腐らせる原因が微生物であると解明されてない時代だったにもかかわらず、ほぼ完璧
な腐敗防止に成功しています。

日本で缶詰が作られたのは、それから半世紀以上あとの明治4年(1871年)。長崎で試作されたイワシ缶が最初だといわれています。
きちんと作られた缶詰は完全に滅菌されていますから、開封しなければ理論上は腐りません。

かつてイギリスで、114年間も保存されていた肉や野菜の缶詰の試食実験が行われました。結果は、「香りや味はそれほど悪くはなく、十分食べられた」そうです。

とはいっても、保存期間が長くなれば味は確実に落ちていきます。そのため、缶詰にも賞味期限が設定されています。
日本における缶詰の賞味期限、一般的に製造後何年?

1.3年
2.5年
3.7年

答え :1

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む