小学校時代に教科書や絵本で読んだ人も多いだろう、レオ・レオニ原作の「スイミー」。小魚のスイミーが、他の小魚たちと協力して群れて大きな魚を追い払うという、さまざまな教訓に満ちた名作だ。

実際にイワシなどの小魚は群れることでその身を守っているが、スイミーのように威嚇するのが目的ではなく、捕食者の狙いを迷わせたり、二手に別れて生存確率を上げたりするために行なっている。

ただその群れがあまりに巨大になると、見るものにかなりの恐怖を与えるのも確か。先月、アメリカ・サンディエゴで黒い影が海でうごめいている映像が公開されたが、その正体は小魚の群れ。海面をうねうね動く数十メートルの巨大な影は、そうと知らずに見れば、かなりびっくりするだろう。

生物の神秘をたっぷり堪能してほしい。

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