食べるスイカは夏の果物の定番です。
原産地はアフリカ。シルクロードを通って中国に入り、およそ400年前に日本へ伝わってきたと言われています。
しかし当初、日本人はスイカにいい印象を持たなかったようです。
理由は赤い果肉。「まるで生首のようだ」とか、「死んだ人間の怨念がこもっている」などと言われ、敬遠されました。
味もイマイチだったのでしょう。
現在のような甘いスイカができたのは、品種改良が進んだ明治以降のことです。
スイカの特徴の1つは、種の多さ。
食べていて、ちょっと面倒だと思うこともあります。
種なしスイカもあるにはありますが、値段が高かったり、スイカらしくないと嫌う消費者もいるため、普及していません。
「スイカの種を食べると盲腸になる」。
昔はよく、そう言われました。
しかし、これはウソ。
種が原因で病気になることはありません。国によっては、実よりも種を好んで食べたりもします。
さて、問題は種の数。6キロ程度の標準的な大きさのスイカ1玉の中には、ざっと何個の種がある?
1.400~600個
2.800~1000個
3.1200~1400個
答え :2
出題:浜川卓也