楽天の次期監督をめぐる暗闘が、キナ臭さを増している。

病気療養中の星野仙一監督(67)に代わって、5月26日から指揮を執っていた佐藤義則監督代行(59)が就任1か月で解任され、代わりにデーブこと大久保博元氏(47)が「代行の代行」として指揮を執り始めたからだ。

「この交代劇の裏には三木谷浩史オーナーが関係していると言われています。オーナーは、"佐藤は言うことを聞かない"と周りにこぼしていたそうですから」(スポーツ紙デスク)

この一件で、星野監督の顔は、見る見るうちに鬼の形相へと化した。

「星野監督は、デーブのことをよく思っていない。2年前、一軍の打撃コーチだったデーブが、バッティングピッチャーに暴言を吐き、星野監督が一喝したこともあります」(楽天担当記者)

その翌年、デーブが二軍監督に降格したのも、星野監督の進言によるものかもしれない。どうやら星野とはそりが合わないようだ。それでもデーブには、大きな味方がいる。

「三木谷オーナーです。もともと、デーブが楽天のコーチに就任したのも、以前デーブがオーナーの息子に少年野球を教えたことがきっかけだと言われています。通常は、二軍監督がいきなり一軍の監督代行に就任することは考えられません。これもオーナーの鶴の一声によるものでしょう。デーブは、ことあるごとにオーナーに直接電話を入れ"あの選手はいいですよ"などと報告して、取り入っているんです」(前同)

これではダメな情実人事の典型のようにも思えるが、はたしてデーブの手腕はいかほどなのか。

「9回に一挙5点の大逆転を演じたり、打線は活発になりました。ただ、中4日のローテーションを敷いたものの、投手起用は苦戦続き。エースの則本昂大も不調に陥り、投手陣が潰される心配があります」(同)

そんなことよりも、もっと大きな懸念材料があると楽天関係者は話す。

「パワハラ大魔王と言われるデーブの恐怖政治です。ときにはベンチ内で銀次の耳を引っ張ったりする、暴力的とも言える熱血指導をしてしまう。選手からの評判は、決してよくありません」(楽天関係者)

次期監督になるか問題を起こすか、どっちが先!?

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