アメリカ、サンフランシスコの海岸で奇妙な生物が大量に打ち上げられ、その写真がFacebookで公開され、世界中で話題になっている。

エメラルド色をした透明な帆のようなものを持ち、なんとも涼し気なこの生物は、カツオノカンムリといわれるクラゲの仲間。しばしばカツオの群れと一緒に見つかるので、この名前がつけられた。この帆には空気が入っており、その浮力で海面から出し、風を受けて移動するというなんとも優雅な生物だ。

アメリカ沿岸だけでなく、黒潮海域に広く生息しており、夏になると日本にも近づき、台風の後など浜に打ち上げられていることも多い。ただし触手部分には毒があり、刺されると激しく痛む。もし浜辺で見つけてもうかつには触らず、写真を撮っておくに留めたほうがよいだろう。

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