捜査が難航し、犯人を特定できない事件がいまも存在する。そのため、被害者の遺族らは深く心を痛め、1日も早い犯人の検挙を望んでいる。そんな悲しい事件の数々をリストアップ。

【井の頭公園バラバラ殺人事件】
1994年4月23日、東京・三鷹の井の頭公園一帯のゴミ箱から、27個のバラバラ遺体が発見された。被害者は建築士の男性。容疑者どころか、動機さえ不明のまま。いたずらに時は過ぎ、2014年4月23日、時効成立。

【住友銀行名古屋支店長射殺事件】
1994年9月14日午前7時頃、名古屋市内のマンションで、支店長の射殺死体が発見された。自分が犯人だという男が現われるが、当局は身代わりであるとして、起訴を見送る。以来、事件の真相は闇のなかに。

【八王子スーパー強盗殺人事件】
1995年7月30日、東京・八王子のスーパーの従業員3人が射殺された事件。3人のうち2人はバイトの女子高生だった。怪しい人物が何人か浮かぶが、いまだ捜査は五里霧中。

【池袋駅構内大学生殺人事件】
1996年4月11日、池袋駅ホームで立教大の学生が男に暴行され死亡した事件。犯人はいまだ不明。被害者の父親らの必死の情報収集活動もまだ結実していない。

【柴又女子大生放火殺人事件】
1996年9月、東京・柴又の民家で火災発生。焼け跡から、海外留学を目前に控えた上智大学女子大生の刺殺死体が発見された。当局は主に交友関係を洗うが、犯人は不明。

【鳴浜町パチンコ店員刺殺事件】
名古屋のパチンコ店で、1999年10月、不正行為を働いた男が店員を刺殺し逃走。目撃者の証言から、中国籍男性を指名手配するが手がかりはみつからず。

【徳島自衛官変死事件】
1999年12月27日、徳島県阿南市の河川敷で、自衛隊員男性が遺体で発見された。警察は自殺と断定するが、遺族は殺人事件であると主張し、両者の見解が割れた。いまも真相は不明である。

【江東区亀戸漫画家女性殺人事件】
2000年9月23日、亀戸のマンションで、女性の絞殺死体が発見された。被害者はアマチュア漫画家。怨恨の線に重点をおいて捜査されたが、進展なし。

【世田谷一家殺害事件】
2000年12月30日、世田谷の一家4人が惨殺された事件。指紋や血痕、靴跡など、多くの遺留品が残されていたが未解決。

【歌舞伎町ビル火災】
2001年9月11日、新宿・歌舞伎町の雑居ビルで火災発生。44名が死亡する惨事に。出火原因のひとつに放火も想定されるが、犯人の有力な手がかりは得られていない。

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